ここ数日、検索キーワード急上昇中と思われるのが「ヒッグス粒子」。物質に「重さ」を生んだ粒子で、これまで理論上は推定されていたけれど、50年近くも物理的に確認されていなかっただけに、今回の立証が正しければ、標準理論の最後のピースが埋まる、ということらしい。ただ、個人的に想像するのは、「じゃぁ、そういった素粒子を作っているのは何?」ということ。物質を作るのは分子で、その分子は原子から構成されると言うのが、子供の頃に習った話で、その後原子は素粒子から出来ていて、その素粒子にも何種類もあることが分かって... その先だって、まだありそうですよね。
でも、今回の標準理論は、宇宙を構成する物質のうち4%程度を説明するだけで、それ以外の96%を構成するだろう暗黒物質(おぉ、SFにもよく登場する"Dark Matter"!)やエネルギーはまだ未知の領域。さらに新しい素粒子の発見や、もしかしたら素粒子を構成する超素粒子みたいなものが見つかるのだろうか。ある意味、科学技術と大いなる宇宙の、ゴールの無い鬩ぎ合いみたいなものですね。
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