韓国から受注した初の商業衛星打ち上げとなるH2Aロケット打ち上げが無事に成功。韓国の多目的観測衛星(スパイ衛星か?)「アリラン3号」、日本の水循環観測衛星「しずく」、さらには九州工業大学とJAXAの小型衛星2機も無事に軌道投入に成功して、これで成功率は19/20なのかな。15回連続で成功と、打ち上げ実績もかなり安定してきたと言えるでしょうね。
しかし今回の場合、他国の商用衛星、それもアノ韓国の物ということで、関係者は並々ならぬ緊張感で一杯だったでしょうね。万が一にも失敗したら、やれ「謝罪と賠償を請求する」とか「歴史的屈辱」とか、まあ大騒ぎだったろうなぁ(笑)。まぁ、韓国にしても、衛星打ち上げが成功したことは良いけれど、自国産のロケット打ち上げ(半分以上はロシア製)は、いまだに成功していないことを改めて認識させられることにも鳴るわけで、100%喜べないところも多いでしょうね。
以前どなたかの意見として、ODAと絡めて新興国向けにそれぞれの国用の衛星打ち上げをサポートすることで、日本は実績を積めるし、当事国にとっても有益だという話がありましたが、こういうスキームは良いでしょうね。特に、今回も同居している小型衛星で、気象観測とか資源探査とか、機能を限ってコストも下げ、その代わり多頻度で打ち上げて実績を積むのも良いかも。その場合でも、国内・国外の大学なんかと産学提携して技術サポートもするとか。三菱重工しては、衛星ビジネスとして成功させなきゃいけないこともあるだろうけれど、国としても新しい形での新興国援助になるような気がします。
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