2012年5月8日

コンプガチャ

ゲームには全く興味が無いので「コンプガチャ」なんていう言葉は今回初めて知りました(笑)。言ってみれば、携帯でのクレーンゲームみたいなもの? 希少性の高い景品を獲得するため、100円を何枚も投入するのと同じような感じなのか。唯一の違いは、クレーンゲームはリアルな硬貨を入れないと次の操作は出来ないけれど、携帯の場合は裏でどんどん課金されていて、踏みとどまる一線が分からないと言うことだろうか。それに、今回の景品法違反と言う話も、別に消費者庁から携帯ゲーム会社に通達があったというわけでは無いらしいし。

ビジネスモデルとしては、どれだけ多くのユーザーがどれだけ多くの回数ガチャしてくれるかが鍵なわけだから、ガチャの中にレア物を入れたり、そこからさらに他のアイテム入手するような動機付けするのは、まあシステムとしては間違ってないですよね。そこに、上限を設定するのか、年齢確認とか何らかのフィルターを入れるのかは、その企業の道義的責任範疇だと思うけれど。

ただ、このコンプガチャの話を聞いて思ったのは、これが駄目ならじゃぁパチンコはどうなんだ、と言う事。三角交換で事実上換金できるギャンブルなわけで、よくある話ではパチンコに夢中になって車内に子供を閉じ込めて死なせたりとか、そこから派生した社会問題も生んでいるわけです。個人的にギャンブルに興味ないから、公営ギャンブルをやる気は無いけれど、それでも馬なり船なり自転車なりに掛け金を掛けて、当たり金を受け取るというのはまっとうなシステムだと思います。その一方で、景品交換だけと言いつつ、その中に特殊な景品が入っていて、それを近くのお店に持っていくとお金になるというのは、個々の交換システムは「合法」なんだけど、全部合わせると「黒に近い灰色」のシステムってどうよ。それだったら、交換可能な洗剤とかお菓子とかの景品の中に「商品券」とか「JR回数券」とか含めた方が、まだ潔い気がする(をぃ)。

私自身はギャンブルに興味ないし、やりたいとも思わないけれど、娯楽の一つとしてギャンブルのような「ゲーム」があることまでは否定しないです。ただ、どうせやるなら金額もアップしてもいいし、もっと内容的にもバラエティに富んでも良いと思うけれど、その分参加者は免許制にして、利用金額を年収の何%とか制限するとか、もしそれを超えて参加する場合には、仮に破算した場合でも生活保護や社会保障サービス等一切受けられないことを受け入れるとか、そういうハイリスクにはハイリターンというバランスを入れて欲しいですよね。今回のコンプガチャにしても、課金は多分その携帯に紐付けされているわけだろうから、その契約者が利用料金の上限設定が出来るようなシステムを導入すれば良いだけのような気がします。未成年の場合、親が契約者になるはずだから、それで制限できるし、若い人が自分で契約している場合は、授業料と思って一度は痛い目に遭ってみるのも必要かも。一方で、ゲーム会社も節度ある運営はすべきですけどね。

0 件のコメント:

コメントを投稿