2012年3月17日

政府専用機

現在の政府専用機(B747-400) 2機を、2018年頃に退役させるという記事。運用教育や整備を請け負っていたJALが、去年でB747を退役させて、ANAも今後B777やB787へシフトするので、特にメンテナンスの面でどうするのか問題になっていた話。新聞記事ではB787を後継機にと書かれているけれど、政府発表ではまだ未定とのこと。調達するにしても、実際にデリバリーされるまで2~3年は必要だろうし、特に人気機種のB787ではすでに大量のオーダーも入っているでしょうから、遅くとも2015年頃までには次期機種の選定はされるんでしょうけど。

B787だと、キャパシティはどうなんでしょう。確かに、日本の「準国産機」と言うくらい日本の技術が使われているし、航続距離も長いし、良いことずくめのように見えるけれど、政府専用機として使う場合にはもう少し大きい機体の方がいいんじゃないだろうか。最も、同行取材のメディアを減らせば、100名程度のキャパシティがあれば大丈夫だろうか。後は、貨物室も居住区画にする手もあるだろうけど。

今の政府専用機であるB747は、1980~90年代の日米貿易摩擦解消の一環として購入したもので、当時はそんな大きな機体が必要か物議を醸しましたが、もう少し小回りのきく機体の方が良いかもしれませんね。機体のお値段は1機200億円で、2機体制で運用が必要なので400億円の買い物になりますが、円高の今(少し下がってきているけれど)がお買い得ですよね。

万が一の場合の邦人救出機という意図も考えると、B747のような大型機の方が良いんでしょうけど、となると候補はA380くらいか? で、日本でA380を運用予定しているのはスカイマークなので、かなり無理がありそうですね(笑)。

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