2012年3月12日

3.11 (2)

昨日はメディア各局、いろいろな形で東日本大震災の追悼番組を放送していて、改めて被害の大きさを実感すると共に、正直ちょっとやりきれない気持ちも。震災から一年が過ぎたと言うことで、メディア各局は判で押したように「これまで自粛していた津波の映像を含むビデオが流れます」という前置き付きで、津波の様子も含む当時の様子を何度も使っているんですが、正直そういう映像が朝から晩まで流されるのは、ちょっと居たたまれないし正直もう勘弁してくれと言う気持ちも。

被害の大きさ故に一年という時間も十分ではないとは思うけれど、それでも一年が過ぎてこれだけ地元は元気になってきている、こんなに復興の足がかりが生まれている、と言うような、見ていて希望を感じる様子や光景を、もっと沢山見せて欲しかったと、個人的には感じます。勿論、そんな明るい話題はまだ僅かしかないかもしれないけれど、それが大きな励みにもなると思うんですよね。

今年の3月11日は日曜日だったわけですが、一年に一日ずつ曜日はずれて行きますので(閏年は二日)、2017年(平成29年)に土曜日に、2018年(平成30年)に日曜日に戻るまでは、ずっと3月11日は平日になります。そこで、3月11日を「東日本震災の慰霊と大規模災害に対して準備する日」として「国民の休日」に制定してはどうでしょう。休日にする事で、大規模な震災訓練も可能になるし、カレンダーにも毎年記載されるので、短期的にせよ記憶が風化する事も避けられます。また、この休日を組み込んで、被災地域への観光キャンペーン、東北地方の製品セール等をする事で、少しでも経済活動活発化の助けにもなるかもしれない。

被災直後の、もうどこから手を付けて良いのか分からない悲惨な状況から一年が過ぎて、被災地の様子は瓦礫も撤去されて綺麗にはなったけれど、何もなくなった街の様子は逆に悲しみを感じさせます。1年後には、多くの街・土地に新しい息吹が生まれることを祈って...

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