2012年1月4日

OBICの粘り

昨日開催されたフットボールの2011年シーズンを締めくくるRICE BOWL。正直、良いゲームになるだろうとは予想していたものの、やはりOBIC有利だろうから、1QにOBICがTDを取ったら後は録画に任せてちょっと買い物に出かけようと思ってたんですね。ところが、キックオフでいきなり関学がオンサイドキックで攻撃権を獲得するは、OBICのディフェンスは完全にコントロールされるは、挙げ句の果てには先制のTDまで許してしまい、結局出かけるどころかずっと試合を見ることに。

多分ハーフタイムを挟んでゲームプランをちゃんとアジャストしてくるとは思っていたものの、それも怪しいなと思ってしまうほど関学のゲームプラントそのエグゼキューションは完璧でしたね。正直、前半を観ていた限りでは7:3で関学の勝利を予想しましたから。しかし、3Qにこの試合初めてのTDを奪うと、後は4Qに4TDをあげて逆転勝利。この4Qにチームの全てを詰め込んで爆発したような内容でしたね。

関学のゲームプランは、ほぼ完璧。それでも、スタミナ的なものなのかあるいは精神的にぶれが出てきたのか、3QにTDを奪われてからは、ディフェンスだけでなくオフェンスのリズムもおかしくなってきました。OBICのTDの後、FGで点差を広げるんですが、この辺りからリードを守るような意識が生まれてきてしまったのかもしれませんね。逆転されても、最後にTDあるいはFGで1点差で再逆転して逃げ切る位の割り切ったプレーがもっと出たら、試合の流れもこれほど大きく変わらなかったような気がします。

試合を見ていて思ったのは、前半は完全に関学のゲームプランの勝利。OBICのスカウティングビデオや放送ビデオを徹底的に解析して準備したんでしょうね。もう、OBICのライバルチームはお金を幾ら積んでもこのゲームプランをほしがるんじゃないかと言うくらい、完全にオフェンス・ディフェンス共にコントロールしていました。関学とか立命館等のアナライジングスタッフは、以前もテレビの特集なんかで見たことがありますが、凄いですからね。これは完全に彼らスタッフの勝利だと思います。対してOBICは、スポッターチームが前半の流れをハーフタイムで完全に解析し対策を出してきたのは、やはりXリーグのチャンピオンチームだけあります。それでQB菅原選手が吹っ切れたように感じます。今シーズンは、OBICも厳しい試合が何度もあり、1st Stage/2nd Stageでも、終盤最後に逆転、あるいは試合を決めるケースを何度も見ましたが、最後まで試合を潰さずに踏ん張れる底力と、最後の最後にひっくり返すだけの爆発力は流石だと思います。

2012年シーズンは、このOBICとの試合がありますが、このRICE BOWLはこの強豪チームに勝つためのヒントみたいなものを関学が見せてくれた試合じゃなかったかと思います。勿論、簡単にはいかないけれど。

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