2012年1月11日

CES2012 - Smart TV

今回のCES2012では、"Smart TV"というのが一つのキーワードで、大画面の有機ELテレビあり、薄型テレビあり、ネットワーク接続有りと、まだまだTVも捨てたもんじゃないと言う意気込みは感じられます。ただ、CES関連記事を見ていると、やはり末端のTV受像器の部分でアーダコーダ言っているだけで、本来の「情報端末」としてのTVという話は、まだまだ薄いのかなという印象はぬぐえません。

自分が一番テレビに求めるもは「好きな番組を好きなときに自由に視聴出来ること」。例えばスタートレックのシリーズを最初から順番にずっと見てみたり、NFLのお気に入りチームの試合をプレシーズンからずっと見たり、好きな映画を順番に見てみたりと言うことが出来たら、昔のように一日中テレビっ子になるかも。この中で、唯一実現しているのは映画のところでしょうか。VODでも、DVDレンタルでも、あらかじめ予約したりレンタルしていれば可能ですけど、それをチャンネルを切り替える感覚で手軽に出来るようになると嬉しい。さらに、NFLに関して言えば、専門のチャンネルと契約すれば、これも多分そこそこ今でも可能でしょうね。一番難しいのは、一般に放送された番組なんかを後から自由に見るところで、これなんかは二次使用の権利等を最初から規定しておくことで、これからの時代なら可能かもしれない。

テレビの画質が向上したり、解像度がアップして高精細になったり、薄型軽量化されて設置場所の自由度が増えることも重要だけれど、本来の機能である「視聴番組の拡大と自由度」という部分をもっと広げないと、TV文化というかライフスタイルも変わってかないように思います。逆に、コンテンツ部分でそういう自由度と選択の幅が広がれば、昔なら「一家に一台」のテレビが「一人に一台」になり、それが「TPO毎に一台」みたいな時代になるのもそう遠くないはず。そういう時代を予感させる展示がCESに登場するのは、いつでしょうかねぇ...

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