2011年12月22日

docomoのspモードメール

docomoのspモードで発生した、メールアドレスの誤設定問題。 送信時にメールアドレスの"From"ヘッダーに書くものじゃないのか? と思ったんだけど、docomoの資料を見ると、サーバー側でスマホの電話番号とIPアドレスの関連づけをしていて、それが輻輳してしまい、間違ったIP アドレスが設定されてしまったと言う説明が。でも、なんだかよく分からないなぁ。トラブルで、昨日の一部が使用できなくなり、その結果別の部分に負荷が掛 かることは理解出来るとしても、それがなんでメールアドレスの誤設定なんていう事が発生するんだろうか。

再発防止策 を見ると、「ユーザー管理サーバーのチューニング」と「IPアドレス払い出しプロトコルの改善」となっているので、ダイナミックに生成されているだろう IPアドレスと、個々のユーザーとの関連づけに時間差が出来て、以前使用したIPアドレス情報がリフレッシュされずにそのまま使われてしまったんでしょう ね。ネットワーク体系が完全にIPv6に移行して、少なくとも個別の端末(=スマホ)が固有のアドレスを持てるようになれば、こういうことも発生しないの かもしれないけれど。でも、今でも個々の端末の固有の端末番号を持っているはずだから、それを使えば個別認識も出来るはずなので、やはりサーバー側のデザ イン不具合のような気がする。

こういうトラブルが出ない・発生しないことが第一ではあるけれど、重要な事は発生した トラブルの経験を次に生かして、同様のトラブルは勿論、それ以外のトラブルの根も対策して安全係数を高くする切っ掛けにすること。福島原発の事故も、今は 原発の危険性にのみ注目されてはいるけれど、少なくとも想定外の大地震に耐えたことは事実。しかし、その後の津波被害に対しての対策が不足していて、結果 的にバックアップ機能が動作しなかったためにその後の水素爆発等の事故に繋がり今の被害発生になったわけですが、同様の被害のあった福島第二は、1台幸い にして津波被害を逃れたディーゼル発電機が残っていたため、何とか窮地を脱することが出来たのも事実。だから、耐震強度を高めたり、防水機能を高くすると 共に、バックアップ機能についても改良をすることで、今の原発にしてもさらに安全係数を高くすることが可能なはず。勿論、世の中には100%完全というこ とは存在しないので、それでも某かの被害が発生する可能性はあるわけですが、でもそれをより小さくする事は可能なはず。どちらの場合もトラブルが発生した ことは問題だけど、重要な事はそれを糧にしてじゃぁつぎはどうするのかと言う事。どんな場合でも、そういう意識と行動が一番重要だと思いますね。

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