2011年11月19日

光りのありがたみ

遠鉄百貨店の新館がオープンし、駅の周りも少し賑やかになってきましたが、それに合わせて冬の風物詩になりつつある、益回りのイルミネーションも点灯するようになりした。最近では、多くの街角・繁華街で、冬になると並木道に電飾をするようになりましたね。昔は豆電球を使っていて、近くに行くと結構熱かったりしたもんですが、最近はLED照明で、これがいろいろバリエーションもあって、だんだん洗練されてきている感じ。

今年の場合、震災のこともあり自粛ムードになるかなという気もしていましたが、とりあえず夜間は電力に余裕もあるし、それよりも「心の余裕」を取り戻すためにも、今年は積極的に電飾をしたらどうでしょう。夏にかけて全国的に節電をして、特に駅とか地下街とか、照明設備が必要な施設もかなり暗くなっていました。その節電期間が過ぎて秋口くらいから少し照明が戻ってきましたが、この時の明るさと言ったらちょっと感激でした。以前と比べるとまだ何割か照明は落とされているんでしょうけど、節電時期は半分くらいまで照明が落とされていたから、凄く明るく感じるとともに、やっぱりほっとしますよね。節電時期の暗さでも、とりあえずは利用するに不便はないけれど、それでもホームで電車を待っているときに目の前の案内板の内部照明が消えていたりすると寂しく感じたもの。

人類が文明をスタートしたきっかけは、「火」を手に入れて夜間でも活動できるようになり、暖をとれるようになり、調理することで栄養摂取効率が高くなりというメリットがあったからで、その中でも活動時間が長くなる「夜の光り」の獲得は大きかっただろうと想像出来ます。今年の冬は、そんな小さな明かりを見ながら、いろいろなことを思い出してみる時間にするのが良いかも。「無駄・浪費」ではなく、「ゆとり」として、少し灯りをを楽しんでみたいですね、この冬は。

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