2011年11月1日

70億人目の赤ちゃん

昨日10月31日に生まれた赤ちゃんは、世界的に「70億人目の赤ちゃん」と認定されるそうなんですが、世界人口もとうとう70億人ですか。自分が小学校で初めて世界人口の話を聞いたときには、確か36億人とかいう値だったと思います。日本が1億人ちょっと、アメリカがその倍の2億人。中国は6億人位で、インドが4億人弱だったかな。それから40年くらいで倍増したことになりますよね。人口が増えたとは言え、その殆どが劣悪な環境や、厳しい条件で生活している人が多いわけで、単純に増えることだけ喜べば良いというわけでもないし。さらに、食糧問題とか飲料水の問題、あるいは劣悪な生活環境が自然環境を破壊したりと、規模の拡大は問題の拡大も発生させるわけで、日本としても少子化問題も悩ましいけれど、世界の人口増加が及ぼす影響も無視できないし。

よくテレビ番組の特集などで、まだ水道はおろか飲料水も満足に入手できないような地域に、日本の井戸掘り技術を持ち込んだり、炭焼きのような自然燃料の技術を伝えたりする内容があります。ああいった、日本でももう殆ど見かけないようなレトロな技術(決して悪い意味でなく)すら斬新な技術とうつる場所で、一方で接地が楽だから携帯電話が通信インフラとして急激に普及していたり、衛星放送なんかが視聴出来たりしている様子を見ると、ちょっと不思議な気もします。

限られた空間の中で生活できる生物の数は限定されるものだから、地球という入れ物の上限が何億人まで許容できるか分からないけれど、いつかはその「箱」から溢れて宇宙空間に進出する「何百何十億人目の赤ちゃん」 が誕生するんだろうか。あるいは、「地球外で最初に誕生した赤ちゃん」なんていうのも、もう何十年かしたら生まれるんだろうか。ちょっとそういう場面に立ち会ってみたい気もします。いつになるかは分からないけれど...

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