docomoの高速データ通信サービス「Xi」対応タブレットの発表会の記事ですが、SamsungのGALAXY Tabも発表したんですねぇ。オーストラリア・欧州ではAppleのiPadとの特許訴訟で発売差し止めになり、日本でも先日提訴されたので、docomoとしては身長になるかと思ったんですが。まぁ、GALAXY Tabの発表を止めてしまうと、富士通のAndroid 1機種だけでインパクトがかなり薄れると言うこともあるんだろうけど。発売開始が10月中旬からとのことですが、結構そのまま発売時期未定で終わったりして(マテ)。
スマホに関しては何度か書いているように、次に携帯を買い換えるならスマホかなとほぼ傾いているんですが、じゃそれとは別にタブレットも買うかというとちょっと微妙で、スマホ、タブレット、ノートブックPCと三種類の端末を持ち歩く気にはちょっとならない。特に、仕事や海外旅行なんかで持参する場合には、ノートブックPCがあればわざわざタブレットを持ち歩く必要は無くなるわけですし。タブレットにはタブレットの便利さがあるのは分かるけれど、結局移動中のニーズを考えると、実はタブレットで出来ることって、自分にとっては凄く僅か。最近、リモートアクセスとか仮想化にちょっと興味が沸き出して、少しずつ勉強を始めたんですが、これが完全に使える環境になれば、もう手元に必要なのは昔のホスト端末じゃないけれど、タブレット一つがあれば十分。ただ、その為には常時高速接続が必須条件であり、今のところ最大のネックでもあります。
自宅に居るときには、結構ノートブックPCやデスクトップPCで仕事以外のこと、ちょっとしたブラウジングとかメールアカウントチェック、あるいはテレビで流れる番組情報とか、そういう雑多な目的での使用が結構あるんですが、そう言う場合に「家庭内タブレット」は結構便利かなと思います。しかも、確実にワイヤレスの網が張られているなかで使うから、パフォーマンス的にも問題無いだろうし。 まぁ「Xi」対応がこの発表会のテーマなので、Wi-Fi前提の家庭内タブレットでは趣旨が違ってきてしまうけれど。ただ、企業ニーズなんかを考えても、結局はそう言う方向が多いんじゃないだろうか。例えば、レストラン内での注文システムとか、病院での電子カルテとか。外回りの仕事でならXiの良さも出るかもしれませんね。電子カタログや、CPUパワーが必要な複雑な構成情報をホストに送りその場でカスタマイズした情報をすぐに表示させるとか。
そう言う意味では、今のPCがディスプレーもキーボードもない、CPUとストレージとI/Fだけのブラックボックスになり、スマホやタブレットは、そのブラックボックスにアクセスする「窓」になると便利かなとちょっと思ったりします。ブラックボックスPCには当然通信機能(3G/LTE/Wi-Fi/WiMAX/etc...)もフル装備されていて、その時点で最適なパスで常にネットワーク接続している。自宅に戻ると、自動的に自宅のホストあるいはデータアーカイバーにその日更新されたデータをバックアップする。言ってみれば、個人的な超近接仮想化システムを使う感じかな。ブラックボックスPCにしても、自宅に戻れば常にデータシンクするようにして、だから鞄毎に一つ入っていても常に最新のデータにアクセス出来ると。
「クラウド」 なるものを考えてみると、結局これまでは一つの箱のなかで行われていて、データプロセッシング(CPU/Storage)とデータアクセス(I/F)を分離して、それぞれを他方から見てブラックボックス化して接続するものだと思うんですよね。そうすることで、人に接する部分のI/Fもこれまでとは違って独創的に革新的に発達するだろうし、データプロセッシング部分にしても、リソースの最適化がこれまで以上に可能になるだろうし。タブレットというデバイスが、言ってみればそこそこ非力でそこそこ制限があるからこそ、そんな世界への糸口にならないだろうかと個人的に期待したいところです。
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