2011年9月17日

ビトンのトランク

明治の政治家、板垣退助が使った、ルイヴィトンのトランクが残っていて、博物館に寄贈されたという記事。今の時代で馴染みのある"V"と"L"のモノグラム登場前、1880年代の製品ということで、ぱっと見は失礼ながら汚れた木箱のようにしか見えないけれど。これ、当時幾らして、今の価格だとどれくらいの金額なんだろうか。写真で見ると、大きめの衣装ケースくらいの大きさですよね。

今の海外旅行だと、沢山荷物を持っていく人も多いとは思いますが、自分などは「足りない物は現地調達」という主義なので、スーツケースにしてもトランクにしても、極力軽く小さくコンパクトにする主義。宿泊するホテルにもよるけれど、選択が可能なら着替えは数日分しか持って行かないし、最近だと下着類・衣類は現地のUNIQLOで調達すればいいし。昔は、食事が合わないと言うことで、レトルトとか真空パック品の食料を持参しましたが、今では代替のところで日本食のお店はあるし(一部怪しい系統もあるけれど-笑)、日本食以外の食べ物にしても、日本に各国のレストランがあつまっているから、それを現地で食べても違和感ないし。ただ問題は、日本の方がおいしいことが多いと言うことだけど...

昔々、何百万年? 何千万年? 人類の祖先が地球に現れて、そこからよりよい生活環境、あるいは外的に追われて徒歩で地球中を移動した時から、いまは列車、飛行機、船で簡単に移動できる時代になったけれど、何千年間昔からDNAにすり込まれた本能かもしれませんね、旅行というのは。今のキャリーバッグとかスーツケースで、100年後に「これがxxxxさんが使ったyyyyのトランクです」なんて言ってもらえる物があるだろうか。

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