デジタルガジェット好きとしてはちょっと気になるWHOの発表。これまで直接の因果関係は無いというのが正式な立場だったのが、携帯電話からの電磁波による発がん性可能性がある、と位置づけたという記事。ただ、「可能性がある」という段階で、かつWHOの予防原則から可能性があれば少しでも早めに注意喚起すると言う方針からの発表なので、確実に携帯電話と発がん性の因果関係が結論づけられたわけでもないですけど、でもこう言われるとやっぱり気になりますよね。
今回はWHOの一機関国際がん研究機関(IARC)が定めている五段階の危険度の真ん中「可能性があるグループ(2B)」 ということで、消防士とかドライクリーニング従事者等さらには殺虫剤・人工着色料・コーヒーもこのグループに入ると言うこと。そう考えると、「そんなにシリアスか?」という気もしないでもないけれど... もっとも、この発表をしたIARC自身が「根拠はまだ限定的。更なる研究が必要」とも言っているくらいだから、「西の空が暗いから、雨が降るかもよ」と言うくらいの警告なんだろうか。
今回の警告を尊重する場合、記事にも書かれているようにイヤホン・マイクを利用して携帯電話本体を頭部から離して利用すれば問題無いわけで、例えばBluetoothヘッドセットを使う場合はどうなんだろうか。携帯の電磁波よりは微弱だと思うから、これならいいのかな。でないと、Bluetoothヘッドホンなんて怖くて使えないし。自分の場合、音声通話の割合は10~15%位でしょうか。メールは余り使わないけど、それでもEX-ICの確認とか、乗換案内とかの利用と電子マネーの利用が殆どですからね。
多分にSF的な考え方をすると、逆に携帯電話を使うことで脳内の未使用部位が活性化される、あるいは既存の部位が別の形に進化・退化して、新しい「人間誕生」なんていう可能性もあるかもしれない。それって、人類が木の棒を杖代わりにして二足歩行を獲得したとか、山火事などで残った火の燃えさしを利用して火の利用方法を獲得したとか言われる話と、実は同じような事なのかもしれない(あくまで可能性の話ですけど)。いずれにしても、この一週間くらいは耳から携帯電話を離して使う人の姿が多く見られるんじゃないかと。で、一週間もしないうちに、「聞きづらいなぁ」と言うことで、みんな元の使い方に戻る方に100カノッサ(笑)。携帯電話も不安だけど、ワイヤレスを使っているPCに向かって一日中仕事をしている自分って、大丈夫だろうか。そっちの方が心配だったりして(いゃ、マジで...)
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