2011年5月20日

日本中で技術コンテストを

福島原発の対策で、いろいろな無人機械や技術が投入されているんですが、どうも外から見ていると「本当にやっているの」というような印象を受けてしまいます。勿論、現場の人達は大変だと思うんですが、もっと日本中の技術と力と英知を集結しないとダメじゃないかと。例えば、この三菱重工の無人フォークリフトは震災後一月で作り上げて納品したそうですけど、そういうことがもっと起こらないと、なかなかこれだけの事故の終息は難しいでしょうね。

で、思うんですが、例えば震災対策の費用100億円を使って、1億円ずつ100人/チームに分配して原発事故終息のためあるいは将来の放射性物質対策の技術や器具の開発コンクールをしたらどうでしょう。中には、とんでも系のアイデアもあるだろうから、例えば現時点で基礎技術が完成しているとか、実用化準備中とか、とにかく一月位の開発期間で現場で実証試験が出来るくらいのレベルに限定するとか。で、特許等についても特例としてこの件に関しては保護して、後日申請可能にするとか。同じように、震災復興に関しても、例えば現地に入る宅配業者には優遇措置を設けて、税金の軽減とか燃料費の補助とかすることで、物量回復を加速させたりなんていうのも良いかもしれない。

日本中で被災地を助けるという気持ちは誰にでもあると思うけれど、そういう理想だけで現実は動かないのも事実。200億出せれば200件の、300億なら300件の先進的なアイデアや技術が生まれて、それだけ早く被害が解決出来るとしたら、決して高いとは思わないだけど。

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