2011年5月2日

早すぎた自粛決定

TDLに続いて、TDSも開園し、それに併せて渡航を控えていた海外からの旅行者が戻り始めたというニュース。「れば・たら」の話ではあるけれど、震災直後早々に中止を決定した「浜松祭り」なんかも、今の状況を見るとあんなに早く決める必要があったかちょっと疑問な点も。

TDRの開園は、周辺のホテルだけでなく、やはり日本観光の目玉の1つとして非常に大きな意味があると思うし、それ以外のG.W.中に例年開催される各地の有名なイベントやお祭りなんかも、経済活動だけでなく全体的な樹脂区ブームから復興への切換に重要なツールになるだろうと思います。 「福島を食べて応援」しているGoogleの試みなんかももっと広げて、全国のイベントで積極的に福島や東北の素材を使う、お酒を使うことだけでも意味があると思うし。

そんな中で、被災地の中の一つ仙台では有名な七夕祭りの開催を決めたという話は良いですよね。100%でなくても、可能範囲で普通の生活に戻る事が、復興の加速度を上げる気がします。ただ、こういうイベントでは、これまでなら協賛企業などから費用が出ていたんだろうけど、こういう状況ではそれもままならないことも想像されます。復旧・復興用の資金あるいは義援金の数パーセントでも良いから、こういうイベント向けに供出するのも良いのではないでしょうか。それによって、東北地方に人が集まり行き来することで、経済活動も刺激されるだろうし、そうなれば提供された資金以上のお金が東北地方に落ちて結果的に費用対効果は大きくなるだろうし。また、そういう様子が海外に伝わることで、風評被害もだんだんと軽減されていくだろうし。

勿論、その為には基本となる生活インフラ(ガス、水道、電気)や交通手段(鉄道、飛行機、道路)の復旧をもっと進めないといけないわけで、その点は「何せ初めてのことで」なんて言い訳しているようでは、駄目駄目ですよね。阪神大震災の時にも、時の村山首相が同じことを言ったけれど、空威張りであってもリーダーたるもの言ってはいけない台詞の一つだと思う。全てが終わって、引退でもした後なら「あの時は何せ未曾有な自体で、至らない部分もたくさんあった」と言うならまだ許せるけれど。組織を動かす需要な要素は色々あるけれど、その中でも「ムードメーカー」という存在は結構重要だと思うんですよね。単に騒がしい、愉快、賑やかだけでなく、その場面場面で適切な「盛り上げ方」を知っていて、試合のモメンタムを引き寄せる存在。その役割は、このG.W.の期間であれば全国価値の「祭り」がになっているんじゃないかと思います。

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