2011年4月1日

紙不足、インク不足

今回の震災の影響は色々な場面、業種に現れているわけですが、印刷用の紙やインクまでとはちょっと知りませんでした。震災後、いろいろな印刷媒体の電子書籍配信が行われているのは、物量の混乱対策や被災地向けのサービスだと思っていたんですが、それ以外の理由もあったんですね。現在では色々な部分で電子化が進んではいるものの、それでも「紙・書類」に依存する部分は多いわけで、そういった部分に今後さらに影響が出てくるんでしょうか。インクに関しては、自動車にも影響していますしね。

これらの施設が津波や液状化現象でトラブルに遭遇した事が原因なんですが、電子力発電所の問題が一番大きいけれど、こういう湾岸施設の対策も今後重要ですよね。原料である石油の輸送を考えると、湾岸地域に施設を作るのが一番便利なんだけど、改めて天災発生時のリスクを感じさせられる現象です。

今回の紙不足、インク不足で、仮に電子書籍化や電子書類かが促進されたとしても、今度はネットワークやデジタルデバイスに依存する体制になります。そんな状態の時に、再び震災に襲われて今以上の電力不足状態になった場合、やはり今以上に困る状況になることが想像されます。結局、どんな事柄にもメインとバックアップを常に意識して、補完体制を考えながらバランスよく配置するしか方法無いんでしょうね。それも、その時にいきなり引っ張り出して使うんじゃなくて、日頃からそれなりに機能しているもの同士で補完すること。でないと、「いざ」と言うときに役立たない。今回の場合、radikoが結構有効な情報源になったと思うけれど、これも地域限定だけれどradikoがサービスをしていたから直ぐに対応出来たわけで、これをいきなりネット配信使用とか言う話から始めるとなると、こんなに迅速に対応は出来なかったように思います。結局、よく言われているように、「備えあれば憂いなし」が全てなんだな、と改めて認識した次第です。

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