2011年3月30日

ThinkPad X220

Lenovoから発表された、ThinkPad Xシリーズの新製品、ThinkPad X220。X220以外にも、W520とかT520/420も発表されているわけですが、同じモバイル機でも「重いモバイル機」には興味ないので割愛(笑)。

で、ThinkPad X220ですが、ThinkPad X200s/X201s(社用機)ユーザーとしては、やはりちょっと寂しくて悔しい。まぁ、新製品の発売前にケチが付いたIntelのSandy Bridgeモデルではあるけれど、速くなって省電力になっていれば、正直羨ましいもの。でもね、これまでのX200s/X201sがWXGA+の1440×900(16:10)であるのに、このX220が1366×768(16:9)と低解像度になってしまっては興味も半減どころか、殆ど無し。X200/X201シリーズではWXGA(1280×800)が主流だったので、それに比べれば少し横に伸びて縦が縮んだ感じで、五分五分なのかもしれないけれど... さらに、6セルバッテリー搭載で1.46Kgということは、4セルにしても1.3Kg位あるわけで、これもモビリティ重視のXシリーズ好きとしては残念。まぁ、同一構成で100g位違うX200系とX200s系なので、この比較はちょっと可哀想かもしれないけれど。で、X220sは無いんだろうか? Sandy Bridgeになって省電力化が図られたから、これまでのようにX200系とX200s系の二本立ては要らないということなんだろうか。それはそれで、現X200s/X201sユーザーとしては寂しい。

で、記事を見ていて気になるのが後半の2点。まずは、このモデルからラッチ機構無くなって磁石を使ったラッチレス機構になったようなんですが、うーん、個人的にはこのラッチレスってあまり好きじゃありません。理由は、片手でLCDが開けないから。ThinkPadのラッチ機構ってよく考えてあって、本体を机に置いて、LCDの右手前を持ちつつ親指でラッチを右にスライドして持ち上げると、簡単にLCDが開きます。磁石式の場合、閉じたときにある程度保持しないといけないので、どうしてもそれなりに磁力が強くて、これまでのモデルだと片手で本体の下側を押さえつつ、もう一つの手でLCDを開けないといけないんですよね。あれが結構面倒。携帯電話でも、Panasonic系モデルのワンプッシュ機構に慣れてしまうと、それ以外の携帯が使いづらいのと同じで、多分実際に触ってみたら同じような印象を受けるんじゃないだろうか。

もう一つの気になる点は、キーボードのEscとDelがT410等のように大きくなったと言うこと。実は、今デスクトップで使用しているThinKPad USB Keyboard with TrackPointが、この大きくなったEsc/Delキー採用の物で(噂では、T410のキーボードがそのまま使われていると言う話だけど)、もう一年以上使っているけれど、正直この二つキーが大きくなって「便利だ」と感じたことは一度も無し。逆に、キーは大きくなったけれど、タイプする位置は殆どが下半分というかキートップ下側の端を叩く感じになるので、どうもその下のラバードームとの関係が悪いのか、ちょっと反応が悪い気もします。Escに関しては、もともとF1キーの上にあったので、無意識に上側を叩くからまだ良いんだけど、Delキーに関しては、もともと下側にあった物だから、それが上に伸びてもあまりありがたいとは感じないんですよね。さらに、いつも並べて使用している、ThinkPad X201s(とX200s)とこのデスクトップ用キーボードは、キー配置もサイズも、このEsc/Delキーを除けば一緒な訳で、となるとどうしてもその二つの違いが逆にうざったいというか、「大きくなっても一緒」という雰囲気で、メリットを感じません。

そうそう、このThinkPad X220。タッチパッド無し(TrackPointのみ)モデルってあるんだろうか。今回から、タッチパッドのボタンが無くなって、タッチパッド自体がボタンの役割もするようだけど、どうしてもホームポジションを取ったときに親指がこのタッチパッド部分にかかって、Disableにしてあっても違和感があるんですよね。以前は、ボタンが丁度親指の所に触れたりして嫌だったので、それは無くなるのかもしれないけれど、でもタッチパッドの表面はパームレスト部分とは違うだろうから、やっぱり違和感は残りそう。と言うわけで、すっぱりと新製品購入は我慢できそうです(爆!)

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