最近毎日と言うよりも、毎時間TV-CMを見るGroupon。超急成長企業というのは分かるけれど、毎週新入社員が50~60名も入ってきて、企業として成り立つのか不思議。現在の社員数は600名位とのことなので、そろそろ規模拡大は一段落して、これからは組織機能の充実が必要かも。と、人様のことを言うほど偉い訳じゃないけれど(笑)。
この手のフラッシュマーケティングが最近ブームですけど、やはり携帯電話とかスマートフォンなどの存在が大きいですよね。勿論、PCとかからの利用も多いとは思うけれど、お得な情報はいち早く入手したいという「欲求充足」的な魅力もあるように思います。それよりも、商材を提供するお店側の意識改革というか、どうやってこれを利用していくのか、そっちの方が重要な気がする。お店にしてみれば、これまでの「特売」「スペシャルサービス」みたいな感覚で単に客寄せのためのサービス宣伝という意識だと、多分失敗するんじゃないだろうか。
何となく、飛行機の料金設定みたいな気がします。早く購入すれば安い料金があるけれど、それなりに制限があるみたいな。飛行機の場合、ある程度乗客の購入動向を見て、安いクラスを早めに閉めるとか上位クラスを解放するとか、価格調整のKnow-Howがあって、最終的には満席で飛ばすのが理想。販売店も、例えば標準価格で何%、割引で何%、フラッシュマーケティングで何%みたいな販売構成をあらかじめ想定して、全体の利益を考えないと、ただ「安い」という話題だけで終わってしまいそう。お店のメリットとして、多少安くしても仕入れた材料が無駄にならないとか、在庫コストが削減できるとか、それなりの理由は言うけれど、やっぱり元値の半値とかそれ以下の価格で大量に販売することで、利益率は圧迫されると思うんですよね。
レストランの場合、客単価と回転率アップが利益獲得の基本だと思うけれど、客単価の低下を想定すると回転率アップを考えないといけない。例えば割り引きように少し開店時間を早めにして、そこで一回り入れるとかコースメニューならば全体の時間制限をつけるとかいうことはやってるんだろうなぁ。ホテルとか旅館のように、空室率を出来るだけゼロに近づけるならば、ある程度期間限定や直前に売り出すことで埋めることは可能だろうし。これは実際ホテルのサイトとか見ていると結構ありますしね。
生協とか共同購入サイト何かも、言ってみれば同じようなビジネスモデルだと思うけれど、違いは「フラッシュマーケティング」のフラッシュの部分で、時間的制約をユーザーに課すことで潜在的な購買層を発掘してより大きなマーケットを瞬間的に作る事が重要。その為にも、携帯とかPCとかのネットデバイスが日常的に使われている「今」のビジネスなんだなと感じます。
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