一般紙から、大型連休を地域ごとに分散化させることを観光庁が撤回したという記事。元々の案のように、春のG.W.や秋のS.W.を地域ごとに分散化させるのは正直無理があると思う反面、もう少し国民の休日(祝日にあらず)に自由度があってもいいかなとは思います。例えばUSの場合、全国的な国民の祝日は年間5~6日程度しかなくて、後は州によって独自に祝日を数日程度設定していたり、会社が休日を設定したりしています。だから、隣の州に行くと休みだったりとか、隣の会社が休みだったりということは結構あります。最も、会社の休みの場合は、クリスマスとか建国記念日とか、そういう大きな祝日の前後に合わせて設定して、週末と併せて連休になるようにしているところが多いので、大体は同じになりますが、そういう自由度は日本にあってもいいかなと思いますね。
都道府県単位というとちょっと大変かもしれないから、地域単位で2~3日程度そういう設定が出来るような施策があってもいいかなと。ただ、現行での国民の祝日もそれなりに日数があるので、幾つかは廃止して、その代わりに自由設定できる祝日を追加すれば、例えばG.W.やS.W.の連休も前後に地域や企業毎に移動して結果的に分散するようにならないだろうか。例えば、4月29日の「昭和の日」や5月4日の「みどりの日」は止めて、その分地域祝日に振り返るとか。何なら、5月3日の「憲法記念日」だって、実は11月3日の「文化の日」が元々は「日本国憲法公布日」であり、5月3日は「施行日」と内容的には重複しているわけだから、どちらかを地域祝日に振り替えても良いと思うし。そうすると、G.W.が今のように集中せずに、それなりに長く分散するように思うし。後は、7月の「海の日」や10月の「体育の日」も地域祝日や企業祝日に振り替えたらどうだろう。
3月の「春分の日」や9月の「秋分の日」も振り替えても良いかと思うけれど、これらはお彼岸とも関係するからちょっと無理かなと思いますね。現在国民の祝日は15日あるわけで、これを10日程度にして、5日分かそれよりも少し多い位を地域祝日や企業祝日にすれば、全体的な休みの日数はそれ程変わらないだろうし。そうやって分散させることで、有休を取得する機会も増えると思うんですよね。だから、地域・企業祝日を設定するときも、土日とか他の祝日と併せて1日とか2日とか有給を追加することで上手く長い休みになるように設定するとか。ライフスタイルも多様化している時代なんだから、全国一斉の休み方式ではなく、もう少し自由度のあるそれぞれの状況で上手く活用できるアイデアが欲しいですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿