2010年11月6日

iPadおじさんとお弁当

「金曜日のの新幹線」シリーズ、今回は帰宅時復路での人物ウォッチング。いつものように、慌ただしく新横浜駅に到着し、夕ご飯代わりのお弁当を購入して、いつもの浜松停車のひかり号を待って乗り込みます。この日はほぼ満席のような状態で、事前にチェックしたときには幾つか3席列の真ん中の席が空いている程度で、それ以外は満席。ひかり号が入線して来たときも、どの車両も満席でしたが、何故か私が座る予定の18番の3席列(A-C)は空席で、そのぽっかり感にちょっと笑ってしまいました。

で、車内に乗り込み窓際の席に座ると、程なくして通路側に60代くらいの「会社役員」と言った雰囲気の男性が座ります。事前に確認したときには、この両側が指定済みで真ん中の席は空席でしたから、ああこの人ねとちらっと思ったところで、私は早速お弁当を食べ始めます。で、この会社役員氏は、持っていた鞄からなにやら薄い黒いものを取り出してきます。一応、業界の片隅で仕事をしている関係上すぐに「おっ、iPad」と気がつきます。こういう言い方をしては失礼かもしれませんが、ちょっと見た目とのギャップに軽い驚きを感じつつ、実は若い二代目(三代目?)社長とかがいて、全社的に無理矢理iPadを車内導入して渋々使っているんだろうか、等と妄想前回(笑)。何か、ドキュメント類を見ている感じでしたけど、確かにiPadはドキュメントリーダーとしては手頃で便利そうですね。ただ、個人的にはもう少し小型化軽量化されて取り回しが簡単になると良いんだけど。

そのうちにひかり号は三島駅に到着。ここで残念ながら、真ん中の席に座る男性が来てしまいました。鞄を足下に置き、前の座席のテーブルを倒すと駅で買ったのかビニール袋に入ったお弁当を置いてしばらくそのままの状態。ひかり号が出発しても、そのまま寝ているような雰囲気。でも、途中で靴を脱いでリラックスしようとしてるんですが、そのはいていた靴下が最近ではちょっと見かけなくなった「五本指ソックス」なので、思わず笑ってしまいました(心の中で)。で、この男性、そのまま静岡まで目をつぶったままで座っています。最初、お弁当は持って帰るので中身が偏らないようにテーブルに置いているのかなと思ったんですが、次の停車駅の静岡駅に近づくとちょっと状況が変わってきました。

静岡駅停車の車内アナウンスが流れだし、ここで下車する人たちが通路に列を作り始めたところで、隣の男性氏が目を覚まし、目の前のお弁当の袋を開き始めます。「あれ、降りるの?」と思ったんですが、新幹線が駅に入る頃には袋からお弁当を出して食べ始めます。でも、一つ席を挟んでいるけれど、通路にはここ静岡駅で下車する人たちがドアが開くのを並んで待っていて、結構注目を集めている中で食事をするなんて... どうせなら、もう少し待って人が降りてから食べ始めればいいのになんてちょっと思う。この男性、結構ゆっくり食べていたので、もしかしたら三島駅で食べ始めると静岡駅に到着するまでに食べきれないかもということで、静岡までまっていたのだろうか。

例えば東京駅から乗車すると、直ぐに品川、新横浜と隣や奥の席に座る人が乗車してくるかもしれないと、それまではお弁当とか自分の前のテーブルを倒さずに待っていることはよくありますが、今回はそういう心配無かったわけでちょっと不思議です。本当、新幹線に乗っているだけで、色々と人物ウォッチングが出来ますね。あっ、自分も逆に誰かに見られているのかも...

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