2010年10月28日

YouTube見てますよ

ITmediaの記事から、YouTubeに違法に登録されたビデオを見てファンからの声援をもらっても... という話。「芸人」という仕事を考えるなら、いろいろと話題になったり人気が出るのは嬉しいことだし、ファン開拓の方法としては本人は何もしなくても勝手に広報・告知してくれるのだから、ある意味ありがたい行為ではあるかもしれないけれど、でも一方で本来売れるはずのDVDや劇場に来てくれるファンが減るのは痛し痒し。

芸人さんはプロフェッショナルですからまだしも、例えば一般素人さんが家族のビデオ南下を登録していて、それが本来意図しないような使い方をされたりすると、これはまた複雑なことになりますしね。昔、ファイル単位で何か公開基準のレベル設定が出来ないか考えたことがあったんですが、結局専用のプレーヤーなり環境が必要になることと、いずれはそれを破る方法が登場して無意味になると言うことから駄目なんだろうなと諦めたんですが。

結局、初回以降権利者に本来認められているはずの利益が還元されないことが問題何ですよね。同じ事は最近よく見るチェーンの古本屋さんにも言えるんじゃないかと思います。新刊を買った人が古本屋さんに直ぐに販売して、それを10人が順番に買って戻してなんていうことをすると、潜在的な販売機会がかなり失うことになりますからね。そういう悪循環で、販売数が減るからでしょうか、しばらく前から本の値段が高くなったなぁと言うことを感じています。私はかさばるのが嫌なので、基本的に新書とか文庫本をよく買いますが、あるときから急に値段が上がって一時買うのを止めたときがありました。で、チェーンの古本屋さんにも行ったことがありますが、結局自分の欲しい本が必ずしもあるとは限らないので、直ぐに一般の書店でまた買うようになったけれど。

問題はいろいろ複雑であるとは思うんですが、結局はその作品(DVD/本)の質が良ければちゃんと購入するだろうし、それなりならばそれで終わりというビジネスの基本がここにも動いているだけのように思います。だからといって、違法なアップロードが許されるわけではないので、それはちゃんと仕組みを作らないといけないと思うけれど。 なかなか難しいですよね。で、逆にこんな販売手法も出てきているので、いろいろと振り子は触れながら、ちょうど良い落としどころに収束するんだろうか。

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