2010年10月16日

トリセツ

取説(取扱説明書)」と言えば、昔は分厚くて、何が甲斐あるのかよく分からない物でしたけど、最近ではかなり薄くなってきた物も。もともと、家電製品の取説は薄い物が多かったけれど、特にテレビとかHDDレコーダーなんかは機能がどんどん増えていったので結構厚い物になっていますよね。記事にも書かれているように、本来自然に使い方を覚える、理解できるのが理想なんだけど、なかなかそういうわけにもいきませんし。自動車のように、事前に一定レベルまで講習が必要でということになれば、使用者のレベルや知識も想定できるし楽なんだけど、まさかテレビを見るためだけに何時間か講習を受けるなんていうことは現実的じゃないし。ただ、パソコンなんかはそう言うのがあっても良かったかも。

難しいのは、自動車の場合は周りに運転している人がいたり、自分も同乗したり、さらにはタクシーとかバスとか、何となく雰囲気みたいな物は誰でも体験しているので、いざ自分がハンドルを握るとなった場合にも朧気ながらでもイメージできるんですよね。ところが、パソコンなんて、誰もが初めてだから、まず最初の「使い方」のハードルを超えるのがなかなか大変。携帯電話だって、「ダイヤルを回す(昔風の言い方ね-笑)」事は問題無いけれど、それ以外の機能に関して使い出そうとすると、かなり四苦八苦します。電話を掛けることだって、最初の頃は「掛ける場所に関係なく市外局番から発信する」というのになかなか慣れなかったし。

そのうち、最初は基本機能だけ見えていて、ユーザーのレベルが上がるとだんだん使える機能が見えてくるとか、あるいはそのデバイスがユーザーの学習曲線を認識して、I/Fを変えていくとか、そんなことが出来るようになっていくかも。デバイス事態はどんどんインテリジェント化して言っていますから、決して不可能じゃないと思うけれど。そのうち、ユーザーが使うのではなく、デバイス側に「使われる」ようになるのかもねぇ。

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