2010年10月31日

羽田国際線

32年振りに羽田から国際定期便が31日の深夜(早朝)に出発するというので、今朝のニュースはその話題で一杯。先陣争いを繰り広げた、JALのSFO便とANAのLAX便は、タッチの差でJALに軍配が上がったようですけど、ここはJALに花を持たせても良いかなという気も。

で、朝日新聞にこんな記事が。「世界でも珍しい井桁滑走路」と書かれているけれど、デンバー国際空港なんか、もっとハッキリした井桁、それも6本もある大空港ですよね。まぁ、空港管制に関して言えば、世界で一番複雑な空域だとは思うけれど。例えば記事に書かれている離発着数世界一のアトランタハーツフィールド国際空港って、滑走路の数は5本だけどそんなに長い滑走路があるわけではない。地理的優位性で、国内空路の文字通りのハブになっている優位性なんでしょうね。それに対して、シカゴオヘア空港は、羽田以上に混沌の極みだなぁ(笑)。

日本国内で、デンバーやダラスのような広大な敷地を利用して余裕のある空港建設が出来そうな場所って、どこになるんでしょうね。関東近隣だと、富士山の裾野辺りなら土地もありそうだけど、将来噴火したら一蓮托生になりそうだし。となると、現在の富士山静岡空港の立場が(笑)。北海道なら、土地はありそうだけど、冬期の運用とか、そこからの国内各地への移動が大変そうだし。

日本の場合新幹線という高速移動手段がすでに全国的に張り巡らされていて、飛行機に対しての利便性は海外に出るときくらいしか実関しない人が多いとは思うけれど、東京から福岡とか札幌に移動する場合に飛行機と新幹線を利用した差は明らかなわけで、狭い日本でも高速移動手段はこれからも必要だというのは明らか。今回の羽田の国際性復活が、そういう日本のグランドデザイン再考のきっかけになればいいと思います。

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