2010年7月21日

iPhone4のアンテナ問題

色々物議を醸し出しているAppleのiPhoneアンテナ問題。実はiPhone4が流出してその写真があちこちに掲載されたとき、彼の黒い帯のは言った外周の金属ベルトを見て「アンテナみたいだな」と思ったんですよね。ただ、必ず手がその近辺に来るわけで、利得とか考えたら余り良いデザインじゃないので、多分金属ベルトみたいなカバーなんだろうと、その時には思いました。ところが、彼の部分がまさにアンテナだったわけで、そりゃぁあんなばしょにアンテナを設置すれば、必ず時単位の影響は受けるだろう、と。

私もアマチュア無線を昔からやっていて、多少はそっち方面の知識はあるから分かるけれど、やっぱり通信関係の器機にとってアンテナの位置は利得を最大限にするために場所の選定には苦労するし、その時に他の影響特に人体の影響が出ないような場所にしないといけないので大変。少し前の携帯電話だと、アンテナは外部に飛び出たホイップ形式野茂のが多くあったけれど、彼の当時の技術だとそれこそアンテナだけ取り外して頭の上にでも付けて通話して欲しいような感じだったんじゃないだろうか。もう一つやっかいなのは、暗転が受信もすれば送信もすること。当然、それなりの強度の電波がその周辺から発信されるわけだから、内部部品への影響も考えないといけないし。れば・たらではあるけれど、Appleももう少し神経質になった方が良かったんじゃないだろうか、この権に関しては。絶対知らなかったという話は無いはずで、かなり楽観的に考えていて、しかし市場の反応は予想以上に強烈で慌てて対策であるカバーの無償配布を言ったような印象です。

ただ、一応エンジニアの端くれとしては、こういう失敗と成功を繰り返して製品は良くなっていく部分もあるので、ある程度仕方ないかなと言うことも感じるんですよね。例えば、この問題が、接続部分に触れるとiPhone4が壊れるとかいう致命的な問題なら論外だけど、持ち方で感度に変化があると言うことは普通の携帯デバイスでもあるわけで、そのあたりは今回Apple側の対応にも問題があったと感じるけれど、Appleというコアなユーザーが多い製品だけに、見逃されなかったと言うことでしょうか。

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