最近の宇宙開発で、ささやかだけど凄いなと思うのが、いろいろな場所にカメラが設置されていて、以前なら見られなかったような貴重な場面がデータとして残されていること。例えば、ロケット打上の瞬間の発射台を移すことは以前からあったけれど、ロケット本体にカメラが付けられていて、使用済みのロケットが分離される様子が放送されたときには「特撮みたい」と思ったものです。で、このイカロスの自分撮りの写真、内蔵しているカメラ衛星を射出して、イカロスから遠ざかるときに連写していくという、ちょっともったい無い気もする撮影方法。個人的には、カメラ本体にひもでも付けておいて一定距離以上は遠ざからないようにしておけばと思ったんですが、それが絡まったりするリスクもあるからやらないんでしょうね。将来的にはプローブのような形にして、本体から必要なときに伸ばして必要な場所の撮影が出来るようになるんだろうけど、そのためにはその部分の電子的・機械的部材が増えるから、それによるトラブルのリスクも増えるだろうし。そういうことからも、ちょっともったい無い気はするけれど、今回のように使い捨ての内蔵カメラを射出して撮影する方法が、一番確実何でしょうね。バッテリーが15分程度しか持たないと言うことなので、かなり小さなバッテリー何だろうなぁ。それでも、撮影して近距離だけどデータをイカロスに送信するわけですからね。次回は、簡単なスラスターとか内蔵して、対象衛星の周りを周回しながら撮影できるようなカメラ子衛星なんていうのが搭載できると良いんですけどね。
しかし、先日のはやぶさ最後の地球の写真といい、このイカロスの太陽帆展開の写真といい、宇宙からの映像は何か心の奥に語りかける見えない力がありますね。
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