2010年2月20日

邪魔な足

いつものように金曜日の新幹線通勤。往路は3列席の窓際を予約して、静岡までは3席を占有。これが飛行機のエコノミーなら、横に寝転んで「エコノミーファースト」にするんですが、朝の新幹線でそれをやるわけにいかないし(笑)。で、途中停車駅の静岡から、大きなスーツケースを持った20代位の女性が乗り込んできて、私が座っていた席が最後列でしたから、その椅子の裏側の壁との間にスーツケースをごそごそ置いています。さらに、コートを窓際のコートハンガーに掛けると、私が座っていた列の通路側に着席。自分も荷物がある時は直ぐに荷物が置けるようにいちばん後ろの席を予約するので同じだなと思ったものの、車内の検札が通った的に清算している様子を見ると、どうも自由席からはみ出てきた様子。これが混雑している時だとちょっとイラッと正直するけれど、空席が目立つ車内、しかもあらかじめ自分の荷物を真ん中の席に置いていたので、余り文句も言えません。

で、文句を言いたくなったのは復路。いつものように新横浜駅から乗車。今回は2列席の通路側を予約して車内に入ると、この新横浜からの乗客でほぼ満席状態。で、私の席の窓際にはすでにサラリーマン風の男性が座っています。年の頃は同い年位。スーツは着ているけれど、なにやら疲れた様子ですでに背もたれを倒して寝ている様子なんですが、これが問題。まず寝ている頭が通路側、つまり私の席の方に倒れ込んできています。しかも、この頭がポマードというか整髪料というか育毛剤というか、何かべったり付いて匂いも凄い。さらに、足を組んで座っていたんだけど、その組んだ足が私の席の前に伸びてきていて、しかも半分以上を塞いでいる。「失礼」と言いながら、わざと座席にカバンと買ってきた夕食を「ドスン」という感じで置いて「座るよ」という意思表示を強く出したんですが、このおっさん男性氏、目を開けたもののその姿勢を崩すことなく逆に「なんでおまえはこの席に座るんだ」みたいな顔つき。これでちょっとカチンと来た私は、コートを脱いでカバンを床に置くときにわざと隣のおっさん男性氏の足に当たるようにしたんですが、それでも足を崩そうとしない。いゃ、隣が空いているときにはどうしようと勝手だけど、人が座るんだからそれなりのマナーを見せろよと心の中で叫びながら席に着きます。

椅子に普通に座るだけで、隣のおっさん男性氏の腕に中を足も当たるわ状態なので、わざとお弁当を出すときにごそごそ大きな身振りをして、腕をがちがち当ててやったり(をぃ)、足下にお弁当が入っていた袋を置くときにもゴソゴソしたけれど、変化無し。背もたれを少し倒す時に、足を伸ばしてぶつけて、やっと引っ込めましたが、これだけしつこいオヤジ男性氏は初めて。私が食事を始めると、体を入れ替えて窓際に寄りかかるような姿勢で新聞を読み出したんですが、今度は広げた新聞を持つ手が食事をしているこちらの右手に当たってくる。何度か空中戦をした後、やっと新聞を畳んで寝入りだしたんで、やっとつかの間の平和が訪れました。

小田原を通過する頃には食事も終わり、さらに背もたれを少し倒してiPodを聞き出したんですが、今度はこの隣で寝ているオヤジ男性氏の付けている整髪料というか育毛剤の匂いが気になり出します。元々、女性の化粧品の匂いすら駄目で、さらに男性用化粧品の匂いはさらに苦手な自分にとって、この手の男性が付ける整髪料の匂いはどうも苦手。実は、往路の時も、私の前の席に座った男性氏がやはり60代位の男性で、この人も整髪料の匂いが強くて閉口したんですが、この隣のオヤジ男性氏はさらに強力な匂い。顔を反対側の通路側に向けて何とか我慢しましたが、かなり参りました。静岡でこのオヤジ男性氏は下車したのでちょっとホッとしましたが、浜松駅で新幹線を降りて、ちょっと寒さが厳しい夜の空気がこれほどありがたく新鮮に感じたことはない一日でした。

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