2010年1月24日

説明責任

昨日は一日小沢幹事長の事情聴取の話題で一杯でしたが、結局事情聴取後の会見の様子を見ても、結局何も説明されていないですよね。大体、鳩山首相の場合母親から「子供手当」を貰っていて、それが脱税行為にも成ったことが問題なのに、今回の父親からの遺産相続って、ちゃんと申告されていたものなんだろうか。しかも、妻の口座や息子の口座から集めたと言っているけれど、それって家族からの寄付? 贈与? 税法上許されている金額以内だとすると、何億というお金の数%にも及ばないわけだから、結局それが真実であったとしても「正しくない行為」になるように思うんですが。

それ以外の事に関して「存じません」という一言が並んでいるだけで、何も説明していませんよね。仮に本当に知らなかったとしたら、少なくとも責任者として何も責任を果たしていなかったわけだから、逆に言えばその責任が発生するんじゃないだろうか。少なくとも、自分の仕事でこういう事が発生したら、それこそ今走っている仕事を止めてでも具体的に明確に説明しない限り許されない気がする。

政治の世界はよく分らないけれど、少なくともビジネスの世界では「知りませんでした」は理由にならない言い訳ですよね。しかも、仮に金額はもっと少なくても我々が同じようなことをやれば、問答無用で厳しい追及があるわけです。今回の事で一番腹が立つのは、「形式犯だから」「修正・訂正すればよかった」という言い方。国会議員として、特例的に認められているのかも知れないけれど、普通は問題の大小はあれ「犯さないこと」が大前提のはず。しかも、公人として一番規律に厳しくなきゃいけないはずの国会議員が、率先して不正を容認するようなことを言うことに一番腹が立ちますね。

0 件のコメント:

コメントを投稿