アメーバーが形成するネットワークが、現在の交通網よりも効率的かつ冗長度も増しているという記事。新幹線のぞみ号の先頭車両で採用したカワセミのデザインは有名ですが、こういう自然から学ぶ技術は本当に侮れませんね。「生きる」ためにはエネルギー取得を最大にしてかつエネルギー消費は最小にしないといけないわけですけど、単純にそれだけを追求してもだめで、あるときは無駄にエネルギーを消費しても守らないといけないこともある。寒いときにガタガタブルブル震えるけれど、あれは震えることで金人がエネルギーを消費して暖めるからと聞いたときには、なるほどと感心したものです。
実際には地形の関係や土地の所有者との関係、さらにはすでに建設されている施設との兼ね合いで地下ルートを掘らないといけないので、また別の経路にせざるを得ないとかいう事もあるだろうけど、ベースデザインを考えるときの参考になりそう。これ、交通路だと物理的制約が多くて大変ですが、例えばネットワークトポロジーの設計なんかだと良いかも。予想されるノードにデータ量に応じて餌をおいてどのようなネットワークが形成されるか見てみるとか。数値化して現実をシミュレーションするのはデジタル的だけど、こういう生物の活動を使うのはアナログっぽくてまた別の視点が開けそうで面白いですね。
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