昨日は「ベルリンの壁」が崩壊して20周年。20年前、10月の終わりから半年ほどフロリダの某研究所に出張していたんですが、丁度出張が始まって二週間あまり。やっとUSでの生活にも慣れてCNNなんかも見る余裕が出てきたときに飛び込んできた衝撃的なシーンでしたね。良く映像素材として、壁の上でツルハシを使って壁を壊す男性のシーンが使われますが、まさにあのシーンをライブで観ました。
「東ドイツ」「西ドイツ」という東西対立を当たり前のように学校で学んできた世代ですから、ベルリンの壁は多分今後もずっと残るであろう冷戦の象徴で、これが無くなる、東西ドイツが統合されるなんて言うのは、それこそ太陽が西から昇るくらいあり得ないと思われていた時代でした。 20年が過ぎた今でも、東西の経済格差はあるし、統一ドイツとはまだ言えない部分もあるんでしょうけど、ベルリンの壁や東欧諸国の民主化、ソ連の解体など、当時はそれまで信じられないことがどんどん起こった時代でしたね。幸いにも、世界経済がまだ余裕のある時代だったから、それらの変化を受け止めることも出来たけれど、今同じようなことが起こったら果たしてどうだろうか。
20年、長いようでもあっという間にも感じる時間の流れですね。
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