2009年10月10日

まず結果ありき

民主党による、補正予算の見直し3兆円の捻出。結局、事前に言っていた「無駄」が何なのか分からないままに、あれ駄目、これ駄目と強制的に執行されて2.5兆円。それでも目標に届かず、さらに絞り出して何とか3兆円弱近くまで持ってきたようですけど、なんか「無駄の排除」という本来の目的よりも「3兆円捻出」に目的が変わっているみたい。

先見にいなかったときに情報に限りが有り正確な推測が出来ない事は分かるけれど、それだって情報が全くないわけではないから、ある程度の正確さで推測しないと言っている事は全くの「夢物語」になってしまう。で、実際の情報に当たってみたら予想よりも厳しい事が分かって、とどのつまり「掲げた目標達成」に目的が移り本来の目的が後にされた感じ。こう言うの、仕事でもよくあるなぁ、分かっていないリーダーがプロジェクトにアサインされると。ちゃんと理由があって、必要ならば、元々の予定が変わることだってあるし、それが出来ないとプロジェクト本体が成り立たなくなる場合も。結局今回もお金を出すことに集中してしまうと、その部分が生むであろう景気刺激とか地域サービスとか、実は金額には見えにくい部分への影響が大きくなって、全体としては利益よりは損の方が大きくなるのがこういう場合の常。結局、国民が振り回されて終わりそうな気もする。

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