2009年10月12日

ちぐはぐ

「与党は国会で質問するな。答弁が大変だから。」という官房長官の発言という記事。自民党時代も、提灯記事みたいな質問もあったし、まぁ意味は分からないではないけれど、でも国会軽視と言われても仕方ないでしょうね。与党内であっても、例えば財務省と他の省庁での対立はあるだろうし、今だって郵政担当大臣と総務大臣で意見調整なりは必要だろうし。せめて「一つ質問をする前に、百の質問を聞け」くらいなら、新人議員教育として言っても良いけれど。特に「答弁が大変」というのは、ある意味職場放棄ですよね。「脱官僚」を掲げて、自分たちでやらなければ行けない仕事が増えていることもあるんだろうけど、でもそれは自分たちが選択した道なんだから。

「脱官僚」と言えば、「脱現役官僚」はしているけれど「OB官僚」は増えているという記事。これまでの方法にはいろいろ問題はあったと思うけれど、今のやり方は現場の意見を無視した、トップダウン優先の仕組みだと思うので、よほどスーパーマンのトップがいない限り運用は厳しいですよね。結局、有能なブレーンなりチームリーダーを入れないと行けないけれど、現場からそう言った人材を採用できないから、外から持ってくる。でも、現場を知っている人材でないと行けないから、必然的にOB/OGに成らざるを得ないのは自明の事。「過去官僚は今までの仕組みがおかしいと思った人」と財務大臣は言っているみたいだけど、必ずしもそうじゃないでしょ。なんか、むなしい言い訳だよなぁ。問題なのは、言いなりになることであって、どこの人材を使ったかどうかではないはずなんだけど。どうも、目標は良いけれど、そこにいたる手段がまずいという、成績評価の時にありがちな傾向になっている雰囲気。

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