2009年9月13日

無料化のお得度

今回の民主党政権の目玉政策は幾つかあるけれど、正直自分にとって何か補助金が増えるとか、減税になるとか言う話は一つもない。選挙システムが「人」を選ぶのであって「政策」を選ぶのではないので仕方無いけれど、出来れば政党・候補者関係なく、個々の政策に1票を分割して入れたい気分。例えば「高速道路無料化」も、一件良さそうに聞こえるけれど個人的には反対で、それはUSの"Free Way"の様子を見ているから。

USには、文字通り無料で自由に出入りできる"Freeway"と、日本の高速道路のように料金を払って利用する"Turnpike"の二種類有ります。Free Wayは、広い場所だと片側4車線とか5車線とかある立派な部分もあり、見た目は高速道路以上の部分もあります。これを利用して、毎日一時間、二時間掛けて通勤する人もあるくらい。無料だから、その混雑具合は都内の首都高以上の場合も。で、決して手を抜いているんじゃないと思うけれど、整備状況も良いとは言えず、結構大きな穴が路面に開いていたり、路面がガタガタだったりしていることもよくあります。「高速」とは言っても、緊急電話が用意されているわけでもないし、正直便利ではあるけれど場所によって状況画家なり違うんですよね。でも、車社会のアメリカにはああいった道路は確か必要だと思う。

実は有料のTurnpikeにしても、日本の高速道路と比較して決して整備されているとは言い難いレベルなんですけど、でも有料だけ有ってFreewayと比べれば遙かにまし。それは、やはり有料で整備に回すお金があるからだと思うんですよね。「高速道路無料」の話も、美味しいところはよく登場するんだけど、例えば地方から初めて駄目なら有料のままとか、継続して使用するための資金はどうするのかとか、基本的なことが曖昧のまま期待だけが膨らんで言っている感じ。私は、USの例を知っているので、日本で実現するのには無理があると思うし、やっても問題が多いと思いますね。今の週末1000円がベストとは思わないけれど、例えば年間一律の利用料を取るとか、ETCの有無にかかわらず一律2000円とかにするとか、やはりある程度の閾値は必要な気がする。

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