2009年8月2日

重力と無重力

若田さんの国際宇宙ステーションでの長期滞在は、ガンダムを初めとする宇宙アニメ世代にとっては心躍る業績。沢山の仕事をして先日地球に戻ってきた訳ですけど、長期間の無重力空間での生活による後遺症は色々大変そう。SFの世界では、宇宙ステーションを回転させて遠心力を発生させて人口重力を作るわけですが、そこまでは技術的にまだ遠いんだろうか。 簡単には、宇宙ステーション全体を回転させれば良いんだろうけど、例えば太陽電池パネルの部分とか無重力の宇宙空間で使用する事を前提に製作された部分は回転モーメントに耐えられないかも知れないですね。さらに、宇宙船全体に人口重力が発生してしまうと、無重力環境での実験という本来の目的も得られなくなってしまうし。じゃ、よく聞くように居住部分だけを回転させることで、重力と無重力の共存が可能なんだろうけど、多分回転部分の工作が難しいんでしょうね。ホテルとかで開店展望レストランなんてあるけれど、宇宙では気密構造にしないといけないから精度や強度は桁違いなんだろうし。後、毎分どの程度の回転をすれば1G近くの重力が得られるんだろうか。直感的に、1秒に一回転するにしても、それが野球で回すテリブルタオルなら良いけれど、全長何十メートルもあるような物体を回すのはかなり大変そう。 となると、昔からあるドーナツ型の宇宙ステーションっていうのが理想的な構造何でしょうね。そういゃ、DS9もドーナツ型だし(マテ)。

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