2009年6月24日

飛行機の乗り方

昨日夕方の地元放送局のニュース番組では、どこのチャンネルも富士山静岡空港の霧によるフライトキャンセルの話題を取り上げていました。就航率は97%以上という事前のアセスだそうですが、まぁ、茶畑の中に作られたわけだから、霧が多いのは当たり前だと思うんだけどそのあたりの評価はどうだったのか。飛行場建設のために、バイアスが掛ってたんじゃないのと言う気はしないでもないけれど。ここの所欠航のニュースをよく聞くし、乗り入れている路線も少ないから、かなり就航率が下がってるんじゃないかと思うけれど、それでも昨日あたりまでで92%位は確保しているらしい。予想よりは、ちゃんと飛んでいる印象なんですけどね。飛行機の場合、かなり広い土地を確保して空港を作らないといけないから、どうしても制限が大きくなるのは分かります。平坦で天候が安定している場所なんて、今の時代大体宅地とかになっているだろうし、空いているからと言ってとんでもなく辺鄙な場所に作っても逆に意味は無いし。海上空港にしても、中部国際空港のように風が問題になることもあるしね。ベストではないかもしれないけれど、ベターな場所にする努力は今後も続けないと。とりあえずILSとか、あるいは可能ならば周辺を整備して濃霧が出にくくするような事とか。

もう一つ気になったのが、テレビの取材でディレー待ちの搭乗客のインタビューとか流しているだけど、ちょっとネガティブなバイアスが掛ったような印象を受けたんですよね。そりゃぁ、スケジュールが遅れる、搭乗予定のフライトがキャンセルされて嬉しいはずはないけれど、飛行機はある程度そういうリスクが含まれる乗り物なのも確か。ある程度の規模の空港で、直ぐに振替え輸送とか可能ならまだ気持ちも収まるかもしれないけれど、このくらいの地方空港ではやはり限度がありますしね。目的地に直線的に早く移動出来るというメリットの反面、そういう事情もあるということは理解しないといけないんじゃないかな。あまり飛行機に乗り慣れない静岡県民的には、どうしても新幹線と同程度の利便性・可用性を期待してしまうとは思うけれど。でも、新幹線には新幹線の、飛行機には飛行機の乗り方があるということは理解して、そのうえでどうやって盛り上げていくかという事を考えないと、折角の空港も負の遺産になってしまいますしね。

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