2008年12月15日

ザウルスとアンドロイド

先週のニュースで、もしかしたら一番びっくりしたかもしれないニュースが、SHARPがザウルスの生産を中止していたという記事。中止下という事実よりも、最近までまだザウルスを作っていたことの方にびっくり。ビジネス手帳なるものが20年前にブームになり、そこから発展するような形で「電子手帳」みたいな今で言うところのPDAが登場して、その中でもザウルス(Zaurus)は日本のフラッグシップマシンでしたね。 2000年代に入って、B5サイズやA4でも軽量のモバイルパソコンが登場するようになって、それまでビジネスマンでPDAを使っていた人は結構そちらに流れるようになって、それからはあまりPDAの出番は無かったように記憶しています。日本でBlackBerry等の新しいPDAやスマートフォンがそれ程はやらないのも、もしかしたら当時の記憶が何となく残っているからなのかも。もう一つは、携帯電話の多機能化が2000年代にどんどんすすんで、スケジュールとかメモとかちょっとしたことなら携帯電話で十分な状態になりましたからね。 エンジニアが酒の席で盛り上がる話題の一つに、「10年、20年前の製品を今の技術で作り直したらどれだけ凄い物が出来るか」といった系統の話があります。ザウルスも、今見直してみるとiPhoneとかにも似た印象を感じるわけで、是非SHARPさんにはザウルスのDNAが入った携帯なり新種のPDA、いゃもっと進化したコミュニケーションツールを出して欲しいですね。

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