公務員の公務出張で貯まったマイレージの使い方が問題視されているみたいなんですが、正直そういうチマチマした事よりももっと大局的な部分の改正なり改革をやって欲しいなぁ。そりゃ、ある意味「特典」ではあるんだけど、先日の居酒屋タクシーのように個別にリベートを渡している訳じゃないし(私は、金銭の授受は駄目だと思うけれど、ソフトドリンクとかビール位まではタクシー側の営業努力として有りだと思うし)、航空会社利用者には一律に適用されているルールなんですから。よく、マイルが貯まって無料航空券とかアップグレードとかが話題になるけれど、結局その航空会社を頻繁に利用して上級会員になることで、例えば出張中に予定が変わったときにブッキング変更がしやすいとか、トラブルの時の対応が期待出来るとか、自分自身に返ってくるメリットがあるわけで、そういう隠れたメリットも無視しないで欲しいと思うんですよね。
私が入社してしばらくは、海外出張の時はフルフェアのビジネスクラスのチケットが出ていたので、もう何でもあり(ルーティングやスケジュールやキャリアーの変更という意味ですよ)の良い時代だったけど、今は精々スケジュール変更可能くらいのクラスですからね。もっとも、「うちの会社は全員エコノミークラス利用です」と言いつつ、実はエコノミーのフルフェアを買っていた会社もあったけど(節約になってないじゃん)。海外出張にはそれなりの苦労があるわけで、それに対しての報酬・余録というよりは、リスク回避のために役立つ手段と思うんですよね、マイレージとかそれに付随するマイレージメンバーの会員サービスって。それすらも不均等で廃止せよと言い出したら、それこそ「その人のスキルや職歴に関係無く、均等に海外出張の機会を与えよ」なんて事にもなりかねない。海外出張自体が特権的だ、なんてね。それじゃ、仕事も回らないだろうし。
で、当然国会議員の皆さんもよく海外外遊されますけれど、マイレージをためるなんてせこいことはやってないでしょうね? チケットだって格安チケットで、コスト削減に励んでくれてるんだろうなぁ(と、棒読み-笑)。
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