2008年6月3日

スカイマーク

機長二人が退職したため、今月運行予定の国内線1割に相当する168便を欠航するというスカイマーク。ボーイング737のライセンスを持つ機長数が約20名で、6月1700便のうち一割ということで辻褄は合うけれど、それだけ余裕のない運行体制なんですね。スカイマークといえば、格安航空券で当時有名なHISが設立した格安航空会社という意識が今でも強いんですが、それでもJAL/ANAの2強に対して唯一検討している新規参入会社なのも事実。最近でも、整備トラブルやパイロット・整備士の大量退職など、航空会社として問題点も見られるんですが、日本国内のLCCの先駆けとして何とか成功して欲しいという気持ちもあります。

スタート当初は、期待にスポンサー企業の広告を入れたりして、結構派手な印象も合ったんですが、そういうのはブームが過ぎると終わりですからね。機材統一とかサービス内容の整理によりコスト削減して成功している、Southwestみたいな会社になってくれると、日本の航空業界も変化して利用者にメリットのある交通機関に成長してくれると期待してるんですが。日本は狭い国土の中に地方空港が点在していて、羽田と成田以外は厳しい経営が続いているんですが、そういう地方空港をPoint-to-Pointでうまく繋ぐような路線計画が出来れば、地方空港にもLCCにもメリットはあるはず。そのためにも、スカイマークを初めとした現在のLCCやリージョナルジェット会社にはがんばって欲しいです。

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