2008年2月25日
SONYのAQUOSテレビ?
週末驚いたニュースの一つ、SONYがシャープから液晶を調達するという話。SONYとサムスンの液晶製造会社は止めるのかと思ったら、こちらも継続しつつシャープからも調達してコスト削減と品揃えを充実する戦略にするらしい。もともと、シャープや松下・日立・キヤノン連合と対抗して、事実上サムスンからパネル提供を受けていたはずなんですが、だいぶ予想が違って来たみたいな印象。
シャープは「亀山モデル」と銘打ち液晶のブランド化に成功して絶好調なわけですが、SONYも「稲沢モデル」と称して国内製造モデルである事の強調とブランド化を狙ったんですが、最近は見ないですね「稲沢モデル」。多分、SONYが調達するパネルは、殆どはシャープが堺に新設する「堺工場」からの物になるんだろうから、「稲沢(堺)モデル」とでも言うべきなのかもしれないけれど(笑)。
どこの業界にもある話だと思うんですが、表ではライバルメーカーでも、裏では技術提供とか協業している事って結構ありますよね。車メーカーなどは、部品の共通化が進んで、下請けのパーツメーカーが国内メーカー全てに部品供給しているなんて話は普通に聞くし、お総菜メーカーなんかでも、各コンビニチェーン向けに一つの工場で作り分けているなんて話しも聞きました。昔は「系列」という事で、上から下まで同じ企業系列の会社で固めてライバルメーカーとは絶対に交わらなかったんですが、コスト競争の時代になっては、上流メーカーも下流メーカーもそんな枠組みの中では生きていけませんから。
閑話休題。テレビの画質って結構各メーカーの売りだと思うんですが、同じパネルを使ったときの差別化はどうするんだろう。パネルは同じでも、画像処理用エンジンとか画面コントローラーとかの設計で、やはり違いは出てくるんでしょうか。車で言えば、エンジンは同じでもフレームとかミッション系が違うと全然別の車種になるように。まぁ、パソコンでもCPUとかグラフィックは同じでも、各社独自色を出そうと一生懸命ですかね。でも、車で言うところのフレームやミッションにあたるOSまで同じだから、それ程違いなんて無いとも言えるだけど(マテ)。
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