2008年1月24日

5万円PC

日本でも登場したASUSTekのモバイル端末「Eee PC」。これまで登場したUMPCに比べれば、サイズこそ大きいものの、実用性という意味では遙かに現実的な製品。特に、価格に関しては。でも、疑問点も幾つか。最大の疑問は、何でWindows XP Homeなのかということ。すでにサポートも終わっているのに。もう一つは狭い画面。サイズではなくて、解像度なんですが、英語とかのSBCSを扱うならまだしも、漢字も含めたDBCSを表示するには手狭。なんせ、XGA(1024x768)でも今は手狭なわけですから。 でも「モバイル端末」と割り切って、「別にOfficeとかWindowsアプリを使う訳じゃないから」と思ってみると、今度はサイズがやや大きい。それに携帯端末といいつつもSSDが4GBじゃ、携帯電話とそれ程違わないし。意欲的な製品だし、価格的にもこれまでで一番頑張っている印象はあるんですが、どうもUMPCと同じような、携帯デバイスというにはPCに近いし、モバイルPCと呼ぶには非力な感じが残ってしまい、どうも中途半端な印象が残ります。 個人的に、この手の携帯デバイスは好きだし重要だと思うので、是非"Real UMPC"のような物は誕生して欲しいんですが、どうしても「これ」という決定打が見つかりませんよね。モバイルPCと携帯電話の境界が、広く深いままという感じ。スマートフォンにしても、BlackBerryのような端末にしても、ちょっと日本では今ひとつな感じですし、どうしても携帯のくびきから離れられないとも見えます。このEeePCも、重さは半分の500g、LCDは最低でもWXGA、バッテリ駆動時間は倍の8時間、SSDは最低32GB、で価格はそのまま、というところまで来れば嬉しいんですが(笑)。でも、この製品がそういう次の製品が生まれる突破口になったらいいなと思います。 [追記]ふとPCWatchを見たら、工人社からこんなモバイル端末PCが登場している。価格は上がるけれど、HDD容量と解像度の大きさで、現時点でどちらかを自分が購入するとしたらこっちを選びそう。

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