離陸後暫くして水平飛行に入ると機内サービスが始まるのですが、この日のフライトはFクラスもも含めて全クラス満席。乗り継ぎの問題で、一人離陸前に降ろされたので正確には満席ではないのですが、まぁ満席(笑)。Fクラス8名の乗客を2人のベテラン(笑)CAさんが担当するのですが、これがちょっと連携が取れていないというか、その人の接客のクセもあって、少々苦手な印象でした。左側担当のAさんと、私が座っている右側担当のBさんというような感じでサービスをしていましたが、Bさんにお願いしたことがAさんに伝わっておらず、左右の担当が入れ替わると、また同じ事を言わなきゃいけない。後退するなら後退するで、その当たりの引き継ぎというか確認はちゃんとして欲しいのですが。
一応Fクラスというので、機内の食事も楽しみにしていて、今回は和食で日本酒という組合せにすることに。で、最初にシャンパンを食前酒でお願いしましたが、今回エノテカと選んだというロゼのシャンパンが美味しかった。ただ、その後が和食なので、グラス半分くらいにしておきましたが。で、その後から日本酒に切り替えましたが、3種類提供される銘柄のうち「雨後の月」は既に行きつけのお店で飲んでいて気に入っているもの。ですから、これ以外の2種類をグラスでそれぞれお願いしました。で、実際に飲んでみたところ、好みの路線とは少し違う甘めの印象の日本酒で、結局継いで頂いたグラスを飲み干したところで、雨後の月に切り替えました。ただ、これも管理の問題なのか何なのか、いつも飲んでいるものよりも甘みが強く、ちょっと違う印象のお酒に感じました。それなので、さらに白ワインへ変更して、食事も終わった後にはいつものトライアル「ジンリッキー」をお願いしましたが、予想通り知らない様子なので「ジンライムを作って、それを甘くないソーダーで割ってください」と説明したら、ジンライムも分からないと言われて、うーーーーん... ジンライムもジンリッキーも、スタンダードなカクテルだと思うんですが。
飲み物も残念でしたが、食事はもっと残念でした。最初に洋風のアミューズが出てきましたが、キャビアを載せたツナのムースみたいな物が、私の苦手なレバーペーストみたいな感じで、一口食べてダメ。もう一つ、トマトのやはりムースというかスープみたいな物も、酸味が強くて最初に食べるのはどうかと。その後和食のコースが始まります。全体的に機内食で調理方法も限られているとは分かっていますが、やはり物足りないというか、食べながら考え込んでしまうような状態に。それでも、先付、前菜、椀物当たりまでは良かったんですが、その後のお造りで、蒸し雲丹が堅くて不味い、アオリイカの刺身も火を通したような食感で堅い、ビンチョウマグロの漬けも何か水っぽくて拙くて、結局ほとんど手を付けず。さらに、煮物と主菜のすき焼きは、味付けが濃すぎて塩っぱい感じで、これもパス。元々お酒を飲むときには食事はしないので、ご飯も最後の甘味も断っていたので、余り食べない私もちょっと中途半端な感じの食事になってしまいました。でもなぁ、昔ANAのFで出された和食は、それなりに美味しかったけれど。満席で二人では手が足りないのか、料理の出てくるタイミングもちょっとバラバラで、仕方ないとは思うけれど、残念でした。
この後、流石にアルコールが回ってきて、記憶が無い家に座席をフラットにして寝ていたようです。気がついたら、掛け布団が掛けられていました。本当はベッドパッドを引きたいところでしたが、もう面倒なのでいいやと。結局、到着1時間位前までずっと寝ていたんですが、回りの豚骨ラーメンを食べるときのスープの臭いで目が覚めました。豚骨は苦手だから、これだけは止めて欲しいのだけれど。何か食べるかと聞かれたんですが、多分回りの乗客みんな食べたんでしょうね、凄い臭いが充満していて食欲が無く、水とオレンジジュースだけ貰って終わりです。
オヘア空港には、ほぼ定刻で到着。今回は、シカゴでの入国ということで、少しでも入国審査が楽になるようにと機内持ち込みだけで移動しており、シカゴではチェックインバゲッジ無しの人専用の入国審査ブースがあり(1STEP)、そこを通過して10分程でアメリカに入る事が出来ました。ここから2時間ほどの待ち合わせで、Bostonへ移動です。(続く...)
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