2014年11月2日

HND - SFO (5) - UA876 HND-SFO

夜の8時半頃から一人でスタートした宴会は、順調に杯を重ねて気持ち良く良っばぁ~状態になること数時間。23:00頃からは、他社の深夜便の乗客も増えてきて、そこそこ混雑してきました。確かここは25:00でクローズなので、これからの2時間修羅場が繰り広げられるんでしょうね。今回搭乗するUA876便HND-SFOは、搭乗開始が00:15で出発は01:00。使用搭乗ゲートは147番でラウンジから少し距離もあるので、少し早めにラウンジを後にしました。

まだまだ深夜便出発のピークはこれからですが、流石に日付が変わるこの頃になると免税店は勿論、食事を摂れる場所も閉店しているところが多いんですが、こんな24時間営業のお店もあるわけで、やっと羽田空港も国際化の波に乗りつつある?

ラウンジを出て左に曲がり、これまでの国際戦ターミナルに沿ってずっと進みます。今回拡張された通路部分になると、少し狭くなった印象がありますが、そこを抜けるとT字型に新しいターミナル部分が拡張されています。

この一角、深夜便のために集約されているのか、どこも搭乗待ちの人で一杯。出発階の3Fから、搭乗口のある2Fレベルへ降りると、ゲート前にも結構の人出です。直前にシートマップを見たときには、GlobalFirstとBusinessFirstは1~2席残してほぼ満席。Y+は半分くらい開いているけれど、通路側窓側は満席。Yはほぼ埋まっている、状態でした。

今回の特典チケットを取った頃(6月)は、ガラガラで一向に埋まる気配が無く、こりゃ半年で運休かなとも思ったんですが、流石UA、最後には何とか押し込んできます(笑)。

このゲート前に到着したのが、丁度日付が変わった頃。後15分位だなと思って、搭乗機の写真を撮っていたら、いきなり優先搭乗が始まりました。で、すぐにGSとGlobalFirstの搭乗開始になったので、ちょっと慌てて機内へと進みます。

多分旧UA機材によるB777の3クラス制。これまで何度かB747のGlobalFirstに搭乗した事がありますが、B777のGlobalFirstは今回初めてじゃ無いだろうか。中に入っての第一印象が「狭!」。座席はB747と同じなんでしょうが、微妙な圧迫感があります。あと、後でこの写真を見ていて気がつきましたが、B747だとGlobalFirstとBusienssFirstのキャビンの間には、トイレとかコートロッカーがあって、一寸した距離があるけれど、今回は壁一枚。この辺りが、少し狭さを感じさせるのかもしれません。

深夜便ということで自分では珍しくウェルカムドリンクは氷水をいただき、既にうつらうつら状態。CAさんがメニューを配ってくれたので中を確認すると、1回目のミールは軽くスープとサンドイッチか、和食のいつもなら朝食に出てくるようなセット。到着前の2回目のミールが、メインコースになるというこれまでの逆パターンでした。ここで一人一人食事の有無を確認するCAさん。私は1回目はキャンセルして、2回目だけをお願いしました。

搭乗はスムースに進み、終了予定の00:45頃には殆ど乗り終えた感じでしたが、何かトラブルなのかGSが2人機内に乗り込み「乗客のリストだして」とか「この辺にあるはずなんだけど」と、英語や日本語で指示が飛び交います。何があったか分からないまま、何とか解決したらしく、定刻通り01:00にドアクローズとなりました。実は、この辺りで眠ってしまったらしく記憶が無く、次の記憶はもう水平飛行に入ってからで、回りも座席を倒してので、私も直ぐに座席を水平にして寝入ってしまいました。

9時間一寸のフライトで、到着2時間半位前に目が覚めてごそごそしていると、CAさんが「食事にしますか」というので、そのまま起きることに。ドリンクサービスの時にO.J.でももらおうと思ったら、いきなり前菜のサービスから始まりちょっとビックリ。食事の内容は、通常の夕方便の一回目と同じような感じでしたが、ちょっと物足りないかなという雰囲気も。到着前のフルサービスということで、何か省略したような感じもします。まぁ、深夜便、所謂"Red-eye Flight"ですから、食事に関してはこんな物かな、と。日本の時間で言うと朝の8:00頃で現地時刻では(DST中なので)、夕方4時頃なので、日本人からしたらもう少しボリュームが無くても良いし、現地に戻る人にとってはもう少しボリュームが欲しいかもしれませんが。

その後CAさんが珍しい事にわざわざ機内アナウンスで「左側にお座りのお客様、綺麗な夕焼けがご覧頂けます」と言うくらい、確かに見事な夕焼けの様子を見ながら、定刻通りにSFOに到着。到着ゲートも#94とターミナルGの根元近くで、直ぐに入国審査場に進むことが出来、さらに時間帯が良いのか審査ブースはガラガラ。殆どパススルー状態で入国審査場を抜け、外に出てから1階上に上がり、BARTの改札を抜けるまで空港到着から20分も掛かりませんでした。

そのBARTも乗り込むと直ぐに出発。車内もガラガラで対面式の4席を自分とキャリーバッグで独り占めしてPowell Stationまで移動。そこから一寸歩くんですが、空港に到着してから一時間半位で無事にホテルへチェックイン出来ました。

今回運航開始したばかりのUA876便(HND-SFO)ですが、12月からもう少し早い出発早い到着になるので、それを考えると仕事帰りにそのままUSに行く手段としては非常に便利かなと思います。ただ、SFO到着が夕方の遅い頃ですから、そこからさらに国内線で移動するとなると、西海岸周辺がせいぜいかなと思います。ここからさらにRed-eyeで東海岸とか言うのは、若くて体力があればまだしも、今の年齢では厳しいですねぇ。それでも、座席が確保できれば、羽田を真夜中に出て直ぐに就寝して、目が覚めたら日本の朝という時間帯なので、あまり時差ぼけは今のところ感じていません。そう言う意味で、時差調整しやすいフライトかなという印象はあります。またSFOでの入国審査も空いている時間帯だと思うので、仮に国内線への接続を考える場合にも計算しやすいかもしれません。いずれにしても、「寝てるだけ」のフライトなので、日本出国の時間帯の利便性とSFOに到着してからの移動等の有無で、使いやすさの評価も分かれそうです。今後、アップグレードも含めて座席が取りやすい路線になってくれれば、積極的に利用したいとは思います。(続く...)

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