2011年5月11日

MicrosoftがSkypeを買収

仕事柄急に降ってわいてきた気になる話題が、一気に現実に。MicrosoftがSkypeを約85億ドルで買収という記事。SkypeはMicrosoftの一部門"Microsoft Skype Division"になり、今後はMicrosoftのXbox、Kinect、Windows Phone等をサポートするようになるとのこと。

自分のささやかな経験から言うと、MicrosoftのWindowsは"Client-Server"というネットワークシステムを拡大してきた大きな原動力の一つだと思うけれど、今回のSkypeの取り込みによって、今度は"P2P"系のネットワークシステム拡大を狙うんだろうか。やり方(方法)にも寄るけれど、サーバー経由型のP2P系システムなら、MSとしてもサーバーOSは売れるし、メリットは大きそうですね。

まだネットワーク環境が今ほど「常時接続」が整備されていなかった頃、Windows XPの頃かな、Windowsの機能の多くが常時接続を期待したサービスを前提にしているのに、肝心の常時接続サービスや機能がまだ未熟で結構フラストレーションを感じていました。今でも、まだ十分ではないけれど、でも幾つかのサービスや機能を組み合わせれば、ほぼ問題無くネットワーク常時接続環境を手に入れることが出来ます。そういう時代になって初めて、今回のSkypeのような機能が生きてくるんだなと感じますね。

ほんの数年前に、当時横浜にいて済んでいたマンションに引かれていたiTSCOMのケーブルモデムを利用して常時接続での高速インターネットサービスを経験して、こんな便利な物があったんだと感激したけれど、それでも固定ネットワークだったからVoIP系のサービスに関してはあまり興味が沸きませんでした。一つは、まだ音声品質が今ひとつ(昔の携帯電話MOVAより酷かった)と言うこともあったし、当時は固定ネットワークだったから、わざわざNTTの固定電話以外に通話機能をインストールする理由が無かったから。でも、最近ではUQ WiMaxを使うようになり、新幹線での高速移動中を除けば、ほぼ常時接続できるようになったので、例えばX201sを起動しているときはSkypeをいつも起動させている、なんてことが可能になったし、それによる利便性も感じるようになりました。やはり、どんなに便利なサービス、有益な機能でも、TPOが合わないと駄目と言うことでよね。

ところで、Microsoftにとってネットワーク系サービスはこれまで鬼門だったわけで、やっとXbox等で明かりが見えてきたかなという気がするんですが、今回のSkype取り込みでどうなるんでしょうか。今ではVoIPの代名詞のようなSkyepですけれど、無料利用者が多くなりすぎて赤字も出ていたそうですけど、そのマイナスをどうやってMicrosoftはこれからリカバーするんだろうか。Windows8には間に合わないだろうけど、Windows9辺りでは内部機能の一つとして取り込んでくるんだろうか。うーん、ちょっと困るかも、色々仕事で...

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