2010年9月11日

NRT-ORD-NYC (14) - N.Y. Day 3 - MoMA

New York滞在実質二日目。ハリケーン"Earl"の影響が心配で、朝からWeather Channelを見てたりしますが、どうも微妙。外を見る限りでは、ちょっと曇り空のようなのでとりあえず早めに出て天気の様子を見ながら移動することに。

地下鉄を乗り継いで来たのが、MoMA。開館が10:30からで、到着したのが10:00ちょっと過ぎ。多分10:30まで外で並ぶんだろうなと思っていったら、一応入り口はすでに開いていて、中でチケットブースのオープンを待つ列が出来ています。これなら天気が崩れても問題無いと早速列に並びました。それから5分後くらいには、すでに外に列が伸びていましたから、ラッキーでした。10:20頃にはスタッフがブースにやってきたので、早めに販売を始めるのかなと思ったんですが、やっぱりアメリカ、そのまま隣と雑談しながら10:30まで開きませんでした(笑)。
そんなに広い建物でもないので、ゆっくり上から見ることに。で、1Fの入り口を入ると直ぐ横に屋上までの吹き抜けがあり、そこに緑色のヘリコプターが吊り下げられています。あぁ、これ何かで読んだ記憶があるけれど...

開館直後なので結構人の流れが多くて、その流れに押されるようにさらに上の階へ移動。
いろいろなパッケージをまとめて展示したもの。実際には、この右側にも同じようにパッケージが展示されている横長のディスプレー。

日本にも、いろいろなパッケージを集めるマニアの人がいらっしゃいますが、やはりアメリカの製品パッケージは最初から「見せる」事を意識しているのか、こうやって展示すると様になります。こう言うのが結構好きです。
最初は地下鉄の路線図が「デザイン」として展示されているのかなと思ったんですが、書かれている駅名をよく見るとどうもそうじゃないらしい。人の名前が書かれているんですね。それが分かったのは、写真で言えば右下あたりの路線に、中国の「毛沢東」とか「周恩来」とかが書かれていたから。

そういゃタイトルの"Great Bear"って、直訳すると「巨熊」だけど、"Bear"って「乱暴者」とか「 不作法者」という意味もあるので、そっちの方かな...
あまりに有名なAndy Warholの"Marilyn Monroe"のシルクスクリーン作品。写真ではアップにし過ぎましたが、展示されていたのは手のひらよりも少し大きめくらいのサイズ。美術や芸術の素養はほとんど無い方だけど、個人的に「おもしろいな」という印象を受けました。

グラビアなど高品質の印刷媒体で見ても違わない気がするんだけど、やはり「実物」という事でかなり印象が違いますね。もしかしたら、かなり広く取られていた顔の周りの空間の「間」が、また何か印象を与えるのかもしれないけれど。そう、「間」っていうのは重要ですねよね、何事にも。
最上階のフロアーだったかな、何か宇宙船みたいなオブジェ。これ、どこかで見たことがあるんだけどなぁ... ハヤカワSF文庫の挿絵に登場しそうなデザインですね。

で、MoMA全体的を一回りしてみましたが、もっと工業製品とか工作物が多いかなと思っていただけに、正直がっかり。準備中のスペースもあったので、別の日に行けばもう少し違う印象を受けるかもしれないけれど、個人的にはもっと近代工業製品とかデザイン的な展示物を期待していたので、ちょっと拍子抜けでした。まぁ、芸術的素養は無いからなぁ...
再びぐるっと見学しながら1Fに戻り、中庭に出てしばらく休養。まだ雨は降ってこないけれど、雲の多い空でその分少し気温が下がっているのが救いかも。

出入り口の直ぐ先に、カードに願い事を書いて木に飾るものがあって、そこで記念撮影をしたいご夫婦からシャッターを頼まれて快諾。奥様は車いすに乗っていて、立つときよろけそうになり慌てて手で支えましたが、笑顔がすてきな方でした。

さらにその先には、「池に転げ落ちる女神」(勝手に命名)が。奥の白い傘のところは売店になっていて、コーヒーとかソフトドリンクだけでなく、ワインやビールも販売しているみたい。冷たいワインを飲みたかったけれど、ここは我慢をして次の目的地に向かいます。(続く...)

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