2025年11月3日

Dodgers! Yamamoto!

今回のLas Vegas行きは、アメフト観戦が99%目的でしたが、幸か不幸かMLBのDodgers vs. Blue Jaysの第六戦、そして第七戦と重なり、アメフトとMLB 50:50位になったのは嬉しい誤算だったかもしれません。このワールドシリーズ(WS)は、日本でもNHK-BSが生中継しているので、日本国内でも楽しめるわけですが、やはり現地の放送はよりライブ感があってひと味もふた味も違いますね。

第六戦の試合が劇的なダブルプレーで終わったので、流れはDodgersかと思ったんですが、先発した大谷投手が3回に捕まって3失点で交代。その後Dodgersが小刻みに加点して、9回表に4-4の同点に。しかしその裏、1死 1-2塁のサヨナラの場面になると、前日続いて山本投手が登場。いきなりデッドボールで1死満塁になりますが、ここから押さえてサヨナラのピンチを脱出。前日登板しているので、ショートリリーフだと思ったら、この後10回も登板。11回表に、キャッチャーのスミス選手が値千金のホームランを打ったので、11回裏は佐々木投手かな、でも心臓弱そうで心配だなぁと思っていたら、山本投手が続投。トップバッターのゲレーロ Jr.選手に二塁打を打たれて、送りバントで三塁に送られる展開に「やばい」とドキドキ。このままだと内野ゴロでも同点だなぁと思っていたら、テレビの解説者が「フォアボールで一塁にランナーを置いて、次のバッターに内野ゴロを打たせてゲッツーを取れば」みたいな説明をしていたんですが、そんな都合の良い話しがあるかと半信半疑でした。

投手コーチが出てきて、もしかしたら同じ話をしたのかもしれないけれど、次のバッターはボール4球で1死1-3塁の状況に。で、山本投手が投じた外角低めのボールをバッターが当ててショートゴロになると、2塁-1塁とボールが渡り、絵に描いたようなダブルプレーで試合終了。いゃぁ、昨日の試合も守備が凄かったけれど、今日の試合は山本投手の投球術と守備がしっかり噛み合った結果のような印象でした。これで山本投手はWS 3勝目で、プレーオフ全体では5勝1敗の成績。プレーオフ全体の成績もそうかもしれないけれど、WS 7試合で3勝の投手なんて彼が初めてじゃ無いだろうかと思ったら、2001年のランディ・ジョンソン以来24年ぶりの快挙らしい。流石MLB、上には上がいるなぁと思いつつも、「こりゃ、WS MVPだな」と思ったら、予想通りMVPを獲得して、これは松井秀喜氏以来との事。まぁ、当然といえば当然の活躍でしたね。

アメフトの場合も、僅差で競っているときには残り時間も重要になってくるので、相手に余計な時間を使わせないように、ある意味わざとTDを取らせて攻撃権を貰い、その後の時間を使って逆転して逃げ切る、というゲームプランがあります。勿論、自分達のオフェンスに自信があれば、の話ではあるけれど、野球の場合はタッチプレーでは無くフォースアウトに出来る、また得点が入らない1塁でのアウトが取れるようにするために、わざとバッターに四球を与えたり申告敬遠なんて言うルールがありますが、それが上手く行く場合もあるし駄目なときもあるし、文字通り「勝負運」の強さで違いが出るような気がします。今シーズンのDodgersは、成績こそ昨年に及ばなかったけれど、上手く選手のやり繰りをして何とか凌いで最後にチャンピオンに到達したと思いますね。その「やり繰り」の中心選手が、3人の日本人選手であることは嬉しいし誇らしい気がします。さて、今回の連覇はDodgers初の連覇らしいけれど、3連覇はあるんだろうか。大谷選手は、自分の契約期間10年間でWS 10勝するつもりらしいけれど、どこまで連勝記録は伸びるんだろうか。やっぱり、来年はMLB観戦にも行かないといけませんね。

0 件のコメント:

コメントを投稿