PCWatch、山田祥平氏の記事から、Windowsのデフォルトフォントが「Notoフォント」に強制的に変更された件について。私も使用している個人所有のデスクトップ機のWindows11は、多分同様に先日の更新でフォントが「Notoフォント」にいつの間に変わっています。ただ、其れ以前に設定していた「Meiryo」同様ゴシックタイプなので、そんなに違いというか違和感は感じられません。一方会社支給のオフィスマシンのノートブックパソコンは、Windows UpdateがActive Directoryで管理されていて、その最新更新の適用はまだなので、こちらは以前から設定使用しているMeiryoのまま。仕事柄並べて使用していますが、そんなに違和感を感じられないので、取りあえずこのままにして置くことに。
以前は、デフォルトフォントを変更するだけでなく、高解像度の画面でも文字が読みやすいようにフォントサイズも細かく設定していました。そのため、表示域からはみ出してしまう場合も有り、何度かOSの初期値に戻したこともあるんですが、当時のデフォルトの「游フォント」がどうも気に入らず、だからMeiryoに変更すると、自然とサイズも変更してしまうので、いつもフィールドからはみ出たり、不自然に折り返されたメッセージとかラベルに慣れてしまいました。UI的には、問題何だけれど、まぁサイズをちょっと変更しただけで表示が追いつかないのも問題だと思うけれど。
記事を読むまで、AdobeとGoogleが共同開発したものを、Microsoftが採用していたとは知りませんでした。最近でこそ、こういう話も珍しく無いけれど、昔の事を経験して良く知っている業界の端くれ的存在としては、隔世の感がありますよね。Microsoftも、昔ほど自社開発するほどリソースが無いというか、以前以上にコストが掛かるようになった結果でしょうね。、例えば生成AIのCopilotに投資しようとすると、やはり他の開発は妥協して外部調達するとか、OEM/ODMみたいな事をしないと、成果物してのCopilotは出せても、他者との競争には勝てないかもしれないし。技術や機能がどんどん高度化していくと、その初期段階での投資額も桁がどんどん上がっていくというのは仕方ないのかも。そう言う熾烈なサバイバル競争に勝てないと、次の未来での勝負にも勝てないし、場合によってはそこに参加することすらままならない事態になるかもしれないし。
「表示装置」というのは、多分今後もずっと残るI/Fの一つであることは間違いないでしょうね。少なくとも人間の五感から、「視角」という機能が別の何か(SF的だけれど、直接イメージが脳に投影出来るような仕組みとか)と入れ替わらない限り、「表示装置」は絶対必要なデバイスの一つ。ただし、それは今のように「平面上のパネルに表示・投影する」スタイルから、今後は空間投影出来るようになっていくと、またフォントのデザインも変わってくるのかな。今は平面上に表示されるから、線の太さとか縦横のサイズみたいな物がデザイン要素として重要だろうけど、空間投影されると今度は三次元の要素が要求されるから、例えば奥行き感とか、縦横に回転させたときでも不自然さが無いとか視認性が良いとか、それこそ「反対側から見ても認識出来る」ような3Dデザインが要求されるかも。今回のNotoフォントは、表示出来ない文字が無いことが目標だというけれど、次のフォントは表示出来ない環境・状況の無い、3D/VR/MR/実環境/平面画面/印刷/etc... 全ての環境で共通して利用出来るデザインが要求されるのかも。「Noboフォント(No Border Font)」と名付けようか(笑)
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