2025年4月21日

絶好のチャンス

幸先の良いスタート切った、関西・大阪万博。開幕以前は否定的な書き込みが目立ったけれど、いざ開幕するとそれらはほぼ沈黙して、好意的な書き込みが多いのは毎度のこと。そんな中で、個人的に「なるほどなぁ」と感心した話題が二つありました。

一つは、こちらの記事にも書かれている「万博の食事」。 55年前の最初の万博の時も、世界各国からいろいろな食事が紹介されて、その中から日本に根付いて今では普通に食べられるものも増えました。確か、フライドチキンとかホットドッグとかハンバーグなどの「アメリカンフード」は、当時「月の石」で最大の人気を誇っていたアメリカ館から導入されたものじゃ無かったかな。今回は当時よりも多数の国や地域が参加して、食事の面でも何杯何十倍ものバリエーションが生まれていると思いますが、その参加国の食事に対して、「日本の衛生品質で各国の料理を食べられる安心感」という書き込みがなるほどなぁと思わず膝ぽんしました。私は国内でも、所謂「屋台」にはちょっと抵抗感があって、それは社会人になりたての頃屋台のラーメンを食べてその夜からお腹が調子が悪くなった経験があるからなんですが、東南アジアとか中国とか韓国なんかでは、さらにリスクがありそうで手を出しません。結構好きな人はそういう「屋台飯」を好む人も多くて、実際美味しいものも多いみたいですが、どう見ても日本の屋台以下の衛生状態に自分には見えるわけで、それがこの万博だとそれなりの品質・衛生レベルで試すことが出来るというのは重要かも。

もう一つは、本来ならば戦争や紛争のリスクなどがあり、渡航制限や注意が出ているような国・地域でも、この万博に参加している間はその国・地域へ「行った気分」になれるので、それもメリットという話。政情不安定な国が、何でわざわざ遠く日本にパビリオンを設置するのか良くわからないけれど、世界的に批判されていることにしたいしての反論、あるいは正々堂々と自己主張する場として利用されているのかもしれないけれど、紛争リスク不安定リスクがほぼ無しで観光できるというのは、確かに大きなメリットだと思います。そういう見方も出来るのかと、ちょっと目から鱗の話でした。

それ以外にも、イタリア間には世界的な国宝級の彫刻や海外、さらにはレオナルド・ダ・ビンチ直筆の設計図などが展示されていて、それらが国外に出ること自体がまれなのも、日本の治安なり安全品質が信頼されているからと言う意見には、個人的にも納得するところ。また、開幕前は不評一点張りだった「木造の大屋根」も、実際にその場所に立った人達は肯定的な意見が多くて、しかも今回初めて知りましたが、一部分は海上に立っているんですよね、大屋根。海の上からの眺めなんて、経験してみたいなと感じます。「百聞は一見にしかず」とは、確かに事実だなと再認識しますね。後半になると人気に拍車がかかってさらに混雑すると言われているけれど、今のところ混雑鑑定の夏休みシーズンを除くと、やはり9月とか10月の結構ギリギリくらいしか予定が空きそうもありません。何とか、55年前の万博同様、今回も少しでもいいから見てみたいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿