2024年12月3日

マイナ保険証

 昨日から新規の健康保険証の発行が終了し、今後はマイナ保険証止むマイナンバーカードを持っていない人のためのは「資格確認証」が発行されて、マイナ保険証が無くても健康保険利用は出来るように補助されるとのこと。私は、すでにマイナンバーカードと紐付けも終わり、今年のはじめくらいから通院している病院でも端末が準備されていたら利用しているし、薬局なんかで薬をもらうときも同じ。私は便利だと思うし、医療情報が共有化されることで、いちいち異なる病院で説明したり投薬記録でお薬手帳を持ち歩いて示す必要もなくて、それだけでも利便性は高いと思う。あとは、その治療記録を自動的に吸い上げて、年末の医療費控除なんかの処理も自動的にやってくれたら百点満点かもしれない。

ただ、全く問題がないわけではなくて、個人的にマイナンバーカード端末で対応が必要と思うので、顔認証用の内蔵カメラの向きを変更できるようにしてほしいところ。端末を置く場所によってカメラが向く位置が結構低い場所になって、私は平均的な日本人男性の身長なんだけれど、結構しゃがまないとカメラに顔が入らない。まぁ、端末を利用する場所では基本マスクを着用していることもあるので、殆どの場合は暗証番号入力で対応していますが、デフォルトのボタン設定が顔認証になっているので、つい勢いでそちらへフローが流れてしまい、慌ててしゃがみながらマスクをとるのがちょっと面倒かなぁ。

週末くらいからテレビでもこのマイナンバーカード保険証の話題を取り上げるようになって、市役所などで駆け込みでマイナンバーカードを取得したり、保険証との紐づけて続きの相談をしたりという光景を映していたし、今朝は健康保険証がもう新規発行されないことの不安みたいなコメントを流していたけれど、それってメディア側がもっと早くから移行促進のために伝えるべき話題だったんじゃないだろうか。急に決まった話ではなく、以前からそういう予定は伝えられていたのに、メディアが伝えていたのはマイナンバーカード顔写真のお麺でセキュリティ突破されるとか、今の保険証が使えなくなるのは困るとか、そんな話ばかりを取り上げて不安を煽ることで視聴率を上げようとしていたように見えるんですよね。で、いざその時になると「政府の広報が足りない」みたいなことをしたり顔でいうんだけど、いゃいゃそれを伝えてこなかったのは誰なのと、小一時間。

確かに高齢者とか、情報リテラシーが低い人にはよくわからない仕組みや制度なんだろうけど、そんな事を言いだしたら年金だって健保だって、分からないこと一杯あるんですよね。そういう部分を補完しつつ、メリットも伝えるのは政治の大切な仕事だと思うし、そういうことを周知させつつ問題点があるならそれを指摘して改善するなり修正される流れを作るのがメディアの役割だと思う。でも、今のメディアは不安を煽って良くも悪くも視聴者や読者の関心を引くことだけしか考えていないから、結局は橋にも棒にも役立たないような内容の情報をあとから偉そうに伝えるだけだと思う。それなりの経過期間は必要だと思うけれど、マイナ保険証の前と後でどれだけ医療費が節約できたとか、医療行為の効率化ができたとか、そういう部分の調査もぜひやってほしい。そういうのがメディアが第四の権力とか社会インフラと自ら言うのであれば義務だと思う。


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