2024年5月14日

ポイ活

最近観たテレビ番組で、「ポイ活(ポイント活動)」の特集みたいな番組があり、TポイントのVポイント統合を話の中心に、新Vポイントやdポイントや楽天ポイントやら大手のポイントに、色々なポイント獲得手段等を紹介していました。その中では、年間何十万ポイントを獲得して、生活用品などの購入に充てているとか、海外旅行に年一回家族で行っているとか、その「ポイントの成果」を強調していたけれど、正直そこまでポイント集めるのも結構大変だと思うよ。

ポイント獲得の一番簡単な方法は「お金を使うこと」と言ったら身も蓋もないのですが、某かの商品購入をして、そこで得られるポイントを集めるのが一番簡単。私は特にポイ活は意識しておらず、例えばメインカードの三井住友VISAカードを利用して、自然にVポイントが貯まっているとか、スマホはdocomo系なので毎月の利用料金で自然にdポイントが貯まっていると言う程度。同じdポイントでも、買い物とかしてdポイントつきますよと言われることもあるんですが、面倒くさいので「あっ、結構です」と言ってそのまま清算して貰うのが常。有人とか家族からは「勿体ない」と言われるけれど、こちらはその為にスマホでアプリ画面を出したりする方が面倒で、それならば買い物したものを受け取ってとっとと次の行動に移る方が効率的と考えるんですよね。ただ、例えばVポイントのように、クレジットカードを利用したら自動的に自分のアカウントにポイントが付加されるのは、こちらの手間はないので拒否はしない。ただ、そのポイントで何か欲しいものを購入すると言うよりは、カード払いの振り替えにいつも利用している位、ポイ活には興味が無い。

多分、視聴者からの興味を引きやすい内容だし比較的簡単にポイントを獲得出来る手段もあるから、何度もテレビで放送したり雑誌なんかでも特集するんだろうけど、それがどんどん進むと今の貨幣経済のかなりの部分が「ポイント」で占められるようになるんでしょうね。確か少し前に、給料の幾つかをポイントで払うみたいな会社が無かったかな。仮想通貨だっけ。仮にそういう風になったら、税金とかどうなるんだろうか。ポイント分も「給与所得」として税金がかかると思うのが普通だろうけど、それだとポイントにする意味があまりないような気がするし。会社の場合は、何らかの仕組みで会社が有利になるようなことをやれば、税務署から目を付けられて追加徴税されるリスクもあるだろうし。

同じ話は、ポイ活している一般の家庭にもありそうな気がする。それこそ月数千円程度のポイ活ならば無視されるかもしれないけれど、それが月何万とか何十万とか規模になり、年間所得に相当するポイント数が非課税のパートさんの年収超え(103万円)を越えたらどうするんだろうか。月10万ポイント(=10万円分)も獲得したら、120万ポイントになるわけですし。そうなると、今はポイント獲得先を厳選集中して効率を上げてポイントを稼ぐのが常套手段だけれど、今後は複数のポイント供給先に分散して、全部を合わせるとそこそこのポイントになるけれど、一箇所当たりではそんなでも無い、みたいな「分散獲得型」がリスクの少ない方法として流行るのだろうか。例えばですけど、ポイント優待のあるようなサービスに対してアカウント登録する時には、マイナンバーの登録も義務づけるような法律が出来たら、一網打尽にされそうな気がする(笑)。そのうちに、確定申告の項目に「ポイント獲得数」みたいなものが追加されるかも。

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