2018年6月28日

堪忍袋の緒を切る

以下略ちゃんの記事から、岡山の加計学園がtwitterでの事実無根の書込に対して訴訟準備をしているらしいと言う話。無節操な訴訟合戦や、悪意ある行為は慎むべきだと思うけれど、この加計学園の行為に関しては当然だと思う。と言うか、もっと早く行動に移しても良かったと思うけれど、獣医学部のスタート等の理由もあってこのタイミングになったんでしょうね。

以下略ちゃんが説明している手続きの手順を見ていると、これってよほどの事で無いと個人が一人でやるのは無理なんじゃ無いかとため息が出てきますねぇ。事実無根の書込は一瞬で出来るけれど、それを正す行為がこんなに繁雑では殆どが泣き寝入りするしか無いんじゃ無いだろうか。それに、これらの手続きは匿名の相手を特定する行為であって、そこで相手が明らかになってから、本来の名誉毀損に関しての訴訟が始まるわけで、名誉毀損が認められるかどうかは、また時間も手間もお金も掛かる話。

言論や発言の自由は尊重されるべきだと思うし、認めるべき大きな権利の一つだと思うけれど、昨今はネットのお陰で敷居が低くなったからか、余りに無節操だったり無責任に反応する事が増えていることも事実。それは、情報共有や自由な社会を作っていくために必要なリスクだとは思うけれど、リスク回避する手段もちゃんと認められるべきで、そう言う方向性の一歩になってくれたらと個人的には思うところ。最も今回の場合は、本来は冷静に事実を積み上げて報道するべきメディアからして、自らのバイアスやフィルターを通しての情報提供しか行わなかったり、それを利用してか利用されてか、政治家も非論理的な感情論だったり思い込みレベルの根拠で、ただ相手を倒すことだけを目的に執拗に繰り返している。メディアは、批判するまえにまずは事実を常に提供するべきだし、政治家に至っては最終的に責任者を追求するのは良いけれど、先ずはそう言う行為が再発しないことを優先するべきでは。自分達だって、過去を振り返ってみてみれば、決して潔白と言えないだろうし。

アメリカのように、訴訟ばかりになって儲かるのは弁護士だけみたいな社会になるのもどうかと思うけれど、日本人の場合は事を荒立てないみたいな雰囲気が昔から有ったし、その中でなんとなく全体に流されるみたいな性質もあるからなのか、もう少し冷静に客観的に俯瞰する事を心がけるべきだと思うけれど。何か猪突猛進みたいな事に世の中が流れるのって、右も左も批判する戦前の日本の一番悪いところだと思うのだけれど。

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