2017年12月11日

インスタントリプレー

来週開催されるJapan X Bowlで、国内初の「インスタントリプレー」が採用されるという発表。微妙なプレーや判定に対して、撮影されたビデオ映像を確認して、その判定が正しかったかどうか審判が判断するもの。最近だと、プロ野球でもホームランとか捕球時のワンバウンドとかホームのクロスプレーに使用されていたし、テニス等でのラインの判定にも使われていたような気がします。

個人的にはインスタントリプレーは微妙なプレー判断の時には役立つと思うけれど、一番の問題は「判断出来るだけの多角的な映像が撮影出来るか」という事。例えば、一方向からの映像では、肝心の場面が隠れてしまう可能性があるから、複数の角度からの映像が欲しいし、当然その映像にしても判別出来るだけの解像度や明瞭さが必要。NFLとかUSカレッジの試合を見ていると、本当に沢山の映像が出てきて凄いなと思うわけです。確か初期の頃は、その試合を放送するテレビ局の映像を使用していたと思うけれど、今のNFLではそれらとは別にNFLが撮影した映像を使用して、それを試合会場では無くNFLのNew Yorkの本部で判別しているという、独立したシステム担っているわけで、流石NFLは規模が違う。

今回の場合、とてもそこまでは出来ないだろうから、当日試合を放送する予定のNHK(BS1)の映像を使うんだろうけど、そこはNHK、あくまで想像だけれど東京2020を睨んで、多分そういうインスタントリプレーを支援するようなシステムを準備していて、その実験も兼ねての利用じゃ無いだろうかと想像するわけです。だから、これまでのようにカメラマンが撮影する映像だけで無く、例えばゴールライン上を狙う無人カメラとか、空中から撮影するカメラとか、場合によってはボールを自動的に追随するようなカメラ何かも準備されるかもしれない。4Kとか8Kで撮影すれば、その一部だけ切り出して使用するにも解像度的には十分だろうし。場合によっては、スカイカム何かも導入してくれると、試合を見る方としては嬉しいんですけどね。

国内ではマイナースポーツで、なかなかメジャーにはなれないフットボールだけれど、こう言う先進的な仕組みに関してはアメリカでどんどん開発されて実用化されているわけで、それを横展開する機会としてフットボールがもっと利用されると、それに比例して露出度も高くなっていく気がする。そういう意味で、今回のインスタントリプレーを上手く利用して欲しいなぁ。

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